旧譜楽曲を新たに活性化する「Discovery Dashboard」登場
昨今、音楽のストリーミングサービスが広まり、古い楽曲が再び時代の注目を集めることが増えています。この流れを受けて、株式会社SPACE SHOWER FUGAが新たに導入したDXソリューション「Discovery Dashboard」が、旧譜楽曲の再生促進に役立っています。
Domo Everywhere機能の活用
この「Discovery Dashboard」は、ドーモ株式会社が開発した全社データ活用プラットフォーム「Domo」を基にしています。このプラットフォームは、旧譜楽曲のストリーミング再生データや売上データを総合的に分析し、楽曲の成長性を一目で視覚化する機能を持っています。「Domo Everywhere」機能により、レコード会社や音楽レーベルとの安全なデータ共有が可能となり、クライアントごとのカスタマイズも簡単に実施できます。
実際の活用例
SPACE SHOWER FUGAでは、収集したデータをもとに、どの楽曲をプロモーションに焦点を当てるべきかを迅速に判断しています。具体的には、男性ボーカルグループの楽曲において、SNSで急成長を見せた楽曲を見つけ、プロモーション戦略を策定しました。
「バズり」の検知と施策
例えば、年始にかけて数曲が瞬く間に「バズり始めた」ことを検知しました。この時、デジタル音楽配信サービスでの再生率が非常に高いことから、リスナーの心を掴んでいると予測。そしてライブの感想がSNS上に多数寄せられていることが判明し、これを基に新たな施策を試みることにしました。結果的に、再生数を110%以上向上させることに成功しました。
リスナーのニーズを敏感にキャッチ
DOSMOの「Discovery Dashboard」は、リアルタイムデータを反映し有効なプロモーションが即座に実施可能となるため、音楽業界におけるデータドリブン経営が期待されています。特に、SNSによって流行がより早くなる中、リスナーの情報消費スピードにもスピード感を持って対応することが可能です。
これからの可能性
SPACE SHOWER FUGAは、今後も「Discovery Dashboard」を通じてアーティストや楽曲に対する理解を深め、マーケティング施策のスピード感を持たせることで、より効果的できめ細やかなプロモーションを実現していく方針です。この新しいソリューションが、レコード会社や音楽レーベルの意思決定を迅速かつ的確にサポートすることが期待されています。
まとめ
古い音楽が新たな価値を持つ現代において、SPACE SHOWER FUGAが開発した「Discovery Dashboard」は、アーティストや音楽レーベルにとって強力な武器となるでしょう。今後の音楽業界におけるDXの進展と、旧譜楽曲の再発見に注目です。