学生たちの写真展
2024-12-02 12:05:21

日本とスウェーデンの学生が織りなす文化交流の写真展

日本とスウェーデンの学生が織りなす文化交流の写真展



日本とスウェーデンの若者たちが、写真を通じて文化を交わす機会を創出しています。東京工芸大学の大和田良准教授のゼミに所属する9名の学生が、スウェーデン・ストックホルムの写真学校Fotoskolan STHLMの学生たちと共同で開催した「PHOTOGRAPHY / DESIGN - STOCKHOLM / TOKYO」という名の写真展が注目を集めています。この展示会は、2024年11月19日から12月3日まで、ストックホルムにあるFolkuniversitetet Stockholmで行われています。

この写真展は、両国の学生が「なぜ写真を学んでいるか」「彼らの未来の写真制作に対する希望とは何か」をテーマにし、文化的な共通点や相違点を探ることを目的としています。これにより、学生たちは普段の制作においては得られない新しい視点や経験を得る機会が与えられます。

文化交流のプロセス


両国の学生たちは、オンラインでのミーティングを通じてテーマを決定し、写真に関するディスカッションや展示の空間設計について意見を交わしました。この活動は、異なる文化的背景を持つ学生たちが協力し、意義ある作品を生み出す過程そのものにも光が当てられています。

10月には、Fotoskolan STHLMの教師であるミカエル・クローニュワール氏が来日し、東京工芸大学の学生たちに向けたワークショップや授業を開催しました。また、11月15日には大和田准教授と大和田ゼミの学生5名がスウェーデンを訪問し、同様に現地の学生たちに対して日本の現代写真に関する授業を行いました。学術的な交流だけでなく、実地でのフォトウォークやポートレート撮影、展示設営を通じた体験も行われました。

これらの交流を通じて学生たちは、異文化の価値観を学びながらお互いの視点を深めていくことができました。大和田准教授は、「相互の文化的観点や違いを理解し、制作した作品をキャンパスの壁面やメディアラウンジで展示する予定です。是非、多くの人に見てもらいたい」と語っています。

今後の展望


本写真展は、2025年の3月上旬にも日本で開催される予定です。東京工芸大学中野キャンパスや「FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)」での展示が計画されており、さらなる文化交流の場となることでしょう。

東京工芸大学は、1923年に創立した「小西寫眞専門学校」を前身として、テクノロジーとアートの融合を追求し続けている教育機関です。創立100周年を迎えた2023年には、更なる国際交流の機会を提供することを誓っています。

展示の詳細について


  • - 写真展名: PHOTOGRAPHY / DESIGN - STOCKHOLM / TOKYO
  • - 会期: 2024年11月19日~12月3日
  • - 会場: Folkuniversitetet Stockholm
  • - URL: 東京工芸大学のウェブサイト
  • - 協賛: 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社、FUJIFILM Nordic AB

このように、日本とスウェーデンの学生たちが協力し合い、それぞれの文化を映し出す写真展は、単なる芸術の枠を超えて、未来の写真教育への重要な一歩となっています。


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