銀行利用実態調査
2024-07-31 19:18:45

若者が感じる銀行の信頼と便利さ:世代別の実態調査結果

銀行の利用実態調査が示す若者の意識



株式会社みんなの銀行とiBankマーケティング株式会社が共同運営する「マネーインサイトラボ」は、近年の銀行の利用状況についての調査結果を発表しました。この調査は、Z世代(19~27歳)、Y世代(28~43歳)、X世代(44~59歳)の合計9,409名を対象とし、各世代が銀行やそのサービスに対してどのような認識を持っているのかを探りました。

調査の背景と目的


日本では成人の98%が銀行口座を保有していますが、その利用実態は世代ごとに異なる可能性があります。マネーインサイトラボは、デジタル化が進む中で、人々のお金に対する意識や行動の変化、新たな金融サービスの可能性を明らかにすることを目的に設定されました。

銀行のイメージと認識


調査結果から、参加者は「信頼」「長期的な関係」「伝統・歴史」「便利な機能」といったキーワードを挙げ、銀行に対するポジティブなイメージを持っていることが分かりました。特にZ世代は銀行に対して新たな期待を抱いている様子が伺え、直感的なサービスを求める傾向が強いです。

口座の保有状況


調査によると、約9割の参加者は複数の口座を保有しており、Z世代に関しては4分の1が1口座のみを持つという結果に。これは、Z世代が特に選択肢を絞っていることを示しています。また、口座開設のきっかけとして最も多かったのは「就業後の給与受取」で、実生活に密接に関わっていることが強調されました。

口座の活用法


複数口座を持つ人の75%は、目的別に口座を分けていることがわかりました。これは、より効率的に資産を管理しようとする意識の現れと考えられます。また、銀行選びでは「自宅から店舗やATMが近いこと」を最も重視する傾向が見受けられ、利便性が大きなポイントになっていることが明らかになりました。

デジタル技術の影響


71%以上の利用者が店舗ATMや銀行アプリを使用しており、特にZ世代はコンビニATMも積極的に利用する方向にシフトしています。このように、デジタル技術の進化が利用状況に影響を与えていることが伺えます。

新しいサービスの需要


月額制のサブスクリプションモデルでの要望としては、「ATM手数料無料」を挙げる声が多く、これが若者の銀行に対する新たなニーズを示しています。さらに、金利が上がった場合でも「何もしない」と回答した人が過半数を超えており、特にZ世代にその傾向が顕著です。

結論


今回の調査結果は、銀行利用者の意識や利用状況に顕著な世代差が存在することを明らかにしました。今後、金融サービスを提供する側にとっては、このような利用者のニーズに応えるサービスの提供が求められるでしょう。マネーインサイトラボは、この調査を通じてデジタル時代における金融のあり方を再考し、新たな可能性を模索し続けます。


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会社情報

会社名
株式会社みんなの銀行
住所
福岡県福岡市中央区西中洲6番27号
電話番号
092-791-9231

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