AI時代に必要な情報リテラシーを考えるセミナーが開催されます

AI時代に必須の情報リテラシーを考える座談会

近年、生成AIの普及に伴い、情報の取り扱いに関する常識が大きく変わりつつあります。特に、情報セキュリティの課題が複雑化し、従来の教育方法やシステムだけでは対処しきれない状況が顕在化しています。この困難な状況を乗り越えるために、情報リテラシーの向上が必須とされているのです。

情報リテラシーの重要性

生成AIは、業務の効率化を図る一方で、その利用方法やデータがどのように処理されるかについて深い理解を持つ社員は少数です。また、小中高校で進められている情報教育により、学生のリテラシーは向上しているものの、社会に出た際のギャップが存在すると言われています。

例えば、社会人としてクラウドサービスやSNSを日常的に使っていても、どのようにデータが管理され、それに関連する法的責任がどうなるのかを理解しないままでいるケースが多いのです。このような不十分なリテラシーは、情報漏洩やその他のセキュリティインシデントの原因となるリスクを高めます。

座談会の内容

今回の座談会には、合同会社ユー・エス・ジェイの下岡様と、セキュリティコンサルタントとして20年以上の経験を持つ西村様をお招きしました。下岡様は、1万4千人を超える従業員を抱える大規模テーマパークのセキュリティ強化に取り組んでいる一方で、西村様は長年多数の企業へのコンサルティングを行っています。その視点から、様々な規模の企業における情報セキュリティの現状や課題についてシェアしていただきます。

座談会では、水道の蛇口を回すと水が出るように、意識せずとも大量のデータが利用できる時代における情報リテラシーの重要性が強調されます。リテラシーレベルの差が企業のリスクに直結することを理解し、改善策を模索するためのヒントを提供します。

セミナー概要

- 開催形式: 申込制オンラインアーカイブ配信
- 申込方法: JTAG財団ホームページからお申し込み（期限: 2025年1月8日）
- 配信期間: 2024年12月3日～ 2025年1月10日
- 登壇者:

- 下岡広志様（合同会社ユー・エス・ジェイ）
- 西村啓宏様（セキュリティコンサルタント）
- 尾方佑三子様（株式会社ラック）
- モデレーター: 柏谷知美様（ネットワンシステムズ株式会社）

受講対象者

このセミナーは、情報セキュリティに関心のある方々、特にIT業界以外の企業の担当者や経営層、人事部門、教育関係者などを対象としています。セキュリティリテラシーやモラルについて興味をお持ちの方々にも、その洞察を得られる機会となるでしょう。さらに、過去の座談会動画はJTAG財団公式YouTubeチャネルにて公開されていますので、ぜひご覧ください。