Next IPO ClubがサポートするクリニファーがTOKYO PRO Marketに上場したその道のり

Next IPO Clubの支援で誕生したクリニファーの上場

2025年10月7日、医薬品卸売事業を展開するクリニファー株式会社が、Next IPO Clubの支援を受けてTOKYO PRO Marketに上場した。これにより、Next IPO Clubからは2社目となる上場企業の誕生だ。

クリニファーは大阪市に本社を置き、国内外市場向けに医薬品の卸売業を手掛けている。設立は2017年1月で、代表取締役の戸田晃平氏はNext IPO Clubに参加した理由として「生の声を聞いて学びを得るため」と語っている。

Next IPO Clubとは？

Next IPO Clubは、IPOを目指す企業のための会員制コミュニティで、2017年に設立された。主な活動としては、毎月上場企業の経営者を講師に招いたIPOセミナーを開催しており、参加企業は生の経験談を交えながら中身の濃い情報を得ることができる。戸田氏もセミナーの参加を通じて、多くの学びを得られたと話している。

「特に良かったのは毎月のセミナーで、他では得られない具体的な情報が充実していました。実際に上場を果たした経営者からの話は、新たな視点を持たせてくれるものでした」と戸田氏は感謝の意を示す。

上場に至るまでの道のり

クリニファーの上場は、予想以上にスムーズに進んだという。戸田氏は、セミナーで得た知識をもとに様々な準備を行い、会社の体制を整えた。特に強調したのは、社内の従業員の研修だ。セミナーのアーカイブを社員に視聴させ、全員が上場意識を持てるよう努めた。

また、毎週配信される上場企業の適時開示情報やリリースに耳を傾け、業界でのトレンドを常にキャッチすることも欠かさなかった。

クリニファーが目指す未来

上場を果たしたことで、クリニファーは新たなステージへ踏み出した。戸田氏は「これからも成長を続けるために、次のステップを見据えて行動していきたい」と語る。上場企業としての責任を持ちつつ、今後の展望を掲げている。

「Next IPO Clubのおかげで、このような成果を得ることができました。IPO準備中の企業には、ぜひ参加をお勧めします」と、自身の経験を基に次の出発点へと意気込みを見せた。

Next IPO Clubの存在は、最近の上場企業数の増加を受けても依然として重要な役割を果たしていることが、クリニファーの成功により改めて証明された。