詩歩さんとランドリームが描く新しい中国向けインバウンド戦略

詩歩さんとランドリームが手を組んだ新しいインバウンド施策

訪日外国人旅行者数の増加を目指す日本において、中国市場は特に重要なターゲットとなっています。2020年には4,000万人の訪日外国人旅行者を目指すため、政府が一丸となって取り組む中、中国からの旅行消費額は全体の4割弱を占めるため、その影響力は見逃せません。

その中で、若者に人気を博しているプラットフォームの「抖音(Douyin)」や「小紅書(RED)」が注目されます。これらのSNSは、中国の若者に対して大きな影響を与えており、マーケティングの新たな戦場となっています。

今回、詩歩さんと株式会社ランドリームが共同で、この二つのプラットフォームにアカウントを開設しました。詩歩さんは、SNSを通じて魅力的な絶景情報を発信し、ランドリームはその情報発信を支える方針です。

新たな発信拠点「抖音」と「小紅書」

詩歩さんの公式アカウントは、抖音で「shiho ✈️世界の绝景」として始動。こちらでは、彼女が撮影してきた絶景の動画や写真を定期的にアップデートし、中国の人々にアプローチを図ります。小紅書では「诗步-世界の绝景」という名前で展開し、こちらでも心に残る風景を紹介していきます。これらのアカウントを介して、日本各地の魅力を披露する予定です。

詩歩さんは、これまでに運営してきたFacebookページ「死ぬまでに行きたい！世界の絶景」が70万以上の「いいね！」を獲得し、書籍シリーズも累計60万部以上の売上を誇ります。その経験を活かし、中国のリスナーにも響くコンテンツを提供していくことになるでしょう。

ランドリームの役割と未来への展望

株式会社ランドリームは、詩歩さんとの共同事業を通じて、中国・アジア市場の動向をつかみ、インバウンド施策を支援する新たな手法を模索中です。親しみやすく魅力的な情報を発信することで、中国における日本の観光地への興味を引き出そうとしています。また、これによって日本の旅行業界にも新たな波をもたらす期待が寄せられています。

更に、ランドリームの代表である原田劉静織さんの豊富な知識と経験も、この施策の成功に向けて大きな力となるでしょう。彼女は観光業界での実績を持ち、アドバイザリーとしての役割も果たしています。

このプロジェクトを通じて、詩歩さんとランドリームは日本の魅力を中国に伝え、新たな観光需要を創出しようとしています。