学びの力が企業文化を変える!関屋リゾートの取り組みとは
関屋リゾートでは、企業文化の形成に大きく寄与する「社長勉強会」を約7年前から実施しています。これは、毎週6時から始まるという独特なスタイルの勉強会で、参加は自主的。社員それぞれが内発的に成長する機会として、今では会社の一部として定着しています。
社長勉強会の目的と変遷
代表取締役の林太一郎氏が考案したこの勉強会の本質は、単なる知識の蓄積に留まらず、社員が多様な視点を持つことを目的としている点です。初めは参加者に報酬を提供した時期もありましたが、それは本質的な学びを促す手法ではないと感じ、廃止しました。「学びの場は報酬に頼るべきではない」と林は語ります。実際、このアプローチによって、社員自身の動機づけが重要であることに気づかせる場となったのです。
「知識を深め、視野を広げることが根幹です。日頃の業務に縛られず、新たな価値観を取り入れてほしい」という林の思いは、社員にとっても重要な指針となり、その結果、勉強会は単なるルーティンではなく、未来に向けた持続的な成長の土台となっています。
社員インタビューと実際の成果
SEKIYA RESORTのアシスタントマネージャーである小野さん(入社9年目)は、この勉強会が自身に与えた変化について、貴重な経験を語ってくれました。
「最初は6時の勉強会が本当に大変でした。早起きが苦手だったので、同僚と一緒に行く約束をして参加し、徐々に習慣化しました。すると、夜更かしの生活を見直すきっかけにもなり、今では勉強会参加が当たり前になり、自分が驚いています。」
毎回のテーマは、仕事に活かせる考え方から、リーダーシップ、人生観にまで及びます。小野さんは、「それぞれのテーマは実際の仕事に役立つヒントが豊富で、自分のためになる学びを主体的に吸収できています」と感想を述べました。さらに、関屋リゾートの社風が社員一人ひとりの成長を大切にしていることが、会社の魅力だと感じているそうです。
終わりに
この勉強会は参加の自由があるにも関わらず、多くの社員がこの貴重な時間を選択し、それぞれのペースで学びを深めています。このプロセスは、会社が教えるのではなく、社員が自然に育つ循環を生み出しています。社員の変化と成長が企業の未来を切り開くものであり、SEKIYA RESORTは今後もその重要な「学びの場」を育んでいくことでしょう。
SEKIYA RESORT ホームページ
企業概要
株式会社関屋リゾートは、別府での120年以上の歴史を持ち、斬新なデザインの旅館を提供する企業です。林太一郎氏の下、売上は入社時から20倍以上に成長し、3つの旅館・ホテルを運営しています。その一つ「ガレリア御堂原」は数々のデザイン賞を受賞しています。