クラフトバンク株式会社、38億円の資金調達を達成
新たに登場する建設業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を先導するクラフトバンク株式会社は、38億円に及ぶシリーズBラウンドの資金調達を完了しました。この資金調達には、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ及びAngel Bridgeが共同リード投資家として参加。資金の内訳としては、22億円が第三者割当増資から、残りの16億円は既存株主による株式譲渡により調達されました。この調達により、クラフトバンクは地域建設業のさらなる成長を支援するための基盤を強化することを目指しています。
地域建設業への影響
建設業は、日本の地域社会の根幹を成しており、公共インフラの維持から住宅の建設まで、幅広い役割を果たしています。一方で、少子高齢化や資材費の高騰、さらには生産性の低下といった問題に直面しています。こうした背景から、クラフトバンクは地域建設業の成長を支える仕組み作りに注力し、業界を「課題産業」から「未来の成長産業」へと変革することを掲げています。
過去の実績と今後の取り組み
クラフトバンクは、職人や工事会社が利益を上げる環境を構築し、「クラフトバンクオフィス」という経営管理SaaSを提供しており、わずか4年で全国47都道府県・29工種に導入されています。14,000人以上の職人が利用しており、高い定着率を実現。さらに、業務に必要なデータを蓄積し、可視化と標準化を進めています。これにより、経営の改善を図る支援が可能になっています。
共同体制と地域連携
クラフトバンクは、地域建設業に密着した支援体制を強化するため、金融機関や商工会議所、業界団体との連携を進め、共創型の事業展開を推進しています。さらに、全国に30以上の都道府県に社員を配置し、地域ごとのニーズに応えられる体制を整備しています。
AI戦略室の設立
AIを中心とした新しい働き方や経営モデルの共創を目指し、AI戦略室を設立しました。これにより、蓄積データを活用し、工事会社の経営をデータドリブンで支援していく方針です。今後も政策提言やR&D投資を通じて地域建設業のより深い課題解決に向けた取り組みを進め、持続可能な成長を目指します。
経営チームのビジョン
クラフトバンクの代表取締役、韓 英志氏は、地域の職人を支えることが事業の成長につながると信じています。生成AIの実用化が進む中で、この機会を活かしてAIへの積極的な投資を行う意向を示しています。この資金調達を契機に、地域建設業の未来を共に築いていくことを目標としています。
まとめ
クラフトバンクの今回の資金調達は、ただの資金調達に留まらず、建設業界のデジタル改革を加速し、地域経済全体の発展を支えるための重要な一歩となります。この新たな挑戦に期待が高まる中、クラフトバンクの動向から目が離せません。