自然と人の循環葬
2025-10-21 11:04:25

自然と人が共生する循環葬を目指すat FORESTの新たな挑戦

at FORESTが目指す新しい葬送のカタチ



最近、at FOREST株式会社(本社:兵庫県神戸市)が、循環葬®︎「RETURN TO NATURE」の提供拠点を拡大するため、プレシリーズAラウンドで2.5億円を調達したと発表しました。この調達は、アニマルスピリッツ合同会社をリード投資家に迎え、既存の融資と合わせて累計で3億900万円に達しました。

at FORESTは「循環をスタンダードに、未来に豊かな森を残す」というミッションの下、自然に還る埋葬方法を提唱しています。従来の埋葬スタイルとは異なり、墓標や墓石を一切残さないこのサービスは、近年の死に対する価値観の変化に支えられ、特に墓じまい需要の増加に伴って支持を集めています。2025年8月には、大阪の能勢妙見山に続いて千葉県の真野寺に第二拠点をオープンする計画で、契約数も順調に増加しています。

墓の継承問題とその解決策



日本では少子高齢化、都市部への人口流出、核家族化といった社会的背景により、墓の継承問題が深刻になっています。2023年の総務省の調査によると、公営墓地の管理費滞納発生率は55%に上り、無縁墓が増加する懸念があります。その中で、at FORESTが実施した調査では、60代の5人に1人が自然葬に関心を持つという結果が出ています。これらのデータは、自然に還りたいという願望が高まっていることを示しています。

at FORESTでは、専門家による科学的調査とアドバイスをもとに、森の保全に取り組んでいます。循環葬®︎は、ただの埋葬方法ではなく、未来の森を育てるプロセスでもあります。より良い社会をつくるために、循環葬が普及することが期待されています。

パートナーシップと社会的意義



今回の資金調達により、at FORESTはさらなる拠点の拡大を目指します。自然を大切にしながら新しい葬送文化を創造するためには、価値観を共有するパートナーとの協力が不可欠です。アニマルスピリッツの朝倉祐介氏は、循環葬の理念に共感を寄せ、事業の社会的意義に確信を持っていると語ります。「死を新たなプロセスとし、『森に還る選択肢』を広げる」という考え方は、多くの人々に深い意義をもたらすものでしょう。

未来へ向けた取り組み



at FORESTの代表取締役小池友紀氏は、かつて日本には自然を敬う文化があったことを思い起こし、循環葬の実施を通じて、そうした価値観を再構築していくことの重要性を強調しています。社会全体の考え方が変わりつつある中で、循環葬が普及することで、人々の生や死に対する新しい見方を提供できると信じています。

at FORESTは、これからも自然を通じて生命の繋がりを育む活動を続けていくでしょう。未来の世代に豊かな森を残すために、循環葬の拡大に力を入れていく姿勢は多くの期待を集めています。ぜひ、今後の取り組みに注目してください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
at FOREST株式会社
住所
神戸市中央区浪花町56KiP内
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。