ビジネスアプリ「mソナー」がOpenWorkと連携
東京都の渋谷区に本社を置くオープンワーク株式会社が運営する転職・就職情報プラットフォーム「OpenWork」は、ユーソナー株式会社が展開する名刺&企業情報管理アプリ「mソナー」へのデータ提供を開始しました。これにより、ユーザーは各企業のOpenWorkスコアを閲覧できるようになり、従業員のリアルな評価を理解した上で営業活動に活用することが可能になります。
連携の背景とアプリの概要
「mソナー」は、名刺と企業情報を統合したビジネスアプリです。最大820万拠点に及ぶ法人データベース「LBC」の力を借りて、名刺をスマートフォンで撮影するだけで自動的に情報を取得・補正することができ、名刺管理の効率化を図っています。これにより、営業DX(デジタルトランスフォーメーション)も推進されています。
アプリ内では、企業の基本情報や与信情報、業界動向、最新ニュースなどの情報を包括的に閲覧できるため、ユーザーは企業理解を深めるための貴重なツールとして活用できます。これまでにも、日経WHO’s WHOなどといった他の情報源との提携により、各企業のデータは拡張されてきましたが、今回のOpenWorkとの連携により、さらなるデータ強化が実現しました。
OpenWorkスコアの特性
ユーザーは、各企業ページで正社員または契約社員として1年以上働いた方々による評価を見ることができます。この評価には、全体の満足度に加え、次の8項目が含まれています:
- - 待遇面の満足度
- - 社員の士気
- - 風通しの良さ
- - 社員の相互尊重
- - 20代成長環境
- - 人材の長期育成
- - 法令順守意識
- - 人事評価の適正感
また、残業時間や有給休暇の消化率に関しても情報が提供されます。
ユーソナー株式会社のコメント
ユーソナー株式会社のCIOである置田冨士夫氏は、今回の提携が企業情報の拡充にどのように寄与するかについて次のように述べています。「生成AIが進化する中でも、企業の情報を収集し、要約して営業活動に活用できる形に整えるには多くの労力が必要です。『mソナー』では、こうした企業分析の前処理を軽減する環境を整えています。OpenWorkとの提携は、この取り組みを一層進めるものです。」
選定理由としては、信頼性の高い情報を収集できるプロセスと、ビジュアル的にも優れたユーザーインターフェースが挙げられており、両社が今後も新たな情報活用法を模索していく意向を語りました。
ユーソナーとOpenWorkのミッション
ユーソナー株式会社は1990年の設立以来、日本最大規模の法人企業データベース「LBC」を構築・維持し続けており、様々なクラウドサービスを通じて顧客のビジネス課題を解決するソリューションを提供しています。OpenWorkもまた、約734万人のユーザーを持ち、企業の労働環境を透明にすることに努めるプラットフォームです。
新たに強化された「mソナー」では、より深い企業理解に基づいた営業活動の実現が期待されており、今後の展開に注目です。