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観光学部生が「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー」奨励賞を受賞

2024年の「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー」で、観光学部に所属する久保田さんが奨励賞を受賞しました。この受賞は、国内で初めて学生がこの栄誉を手にするという画期的なもので、観光業界における新たな可能性を示しています。

受賞式は2024年4月8日、千葉東金キャンパスで開催され、株式会社阪急交通社の関口明夫取締役常務執行役員・営業統括本部長から直接手渡される形で行われました。関口氏は、久保田さんの努力と才能を称賛し、彼が観光業界における未来を担う若手人材であると強調しました。

ツアーコンダクターとは

「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー」は、優れたツアーコンダクターを表彰する制度で、旅程管理や安全管理はもちろん、顧客満足を高めるために発揮される演出力が求められます。久保田さんは、株式会社阪急交通社と本大学の「学生添乗員プログラム」の一期生として、2023年11月から実際の添乗業務に取り組み始めました。

彼が担当したツアーは、千葉県・群馬県・栃木県を巡る日帰りツアーや、静岡県・山梨県への宿泊ツアーで合計4本。これらの経験を通じて、彼は業務に対して誠実でありながらも意欲的に取り組む姿勢が評価されました。特に、宿泊ツアーでは、全てのお客様とのコミュニケーションに力を入れ、安心感を提供した点が高く評価されています。

学業との両立と新たな挑戦

さらに注目すべきは、彼が学業と添乗業務を両立させながら、次世代の育成にも貢献したことです。久保田さんは、一期生として後輩への指導・サポートに積極的に関与し、自らの経験を活かして彼らの成長を助けました。このような姿勢が、企業からの推薦につながったのです。

また、2024年9月26日から29日に東京ビッグサイトで開催される「ツーリズムEXPOジャパン2024」に学生添乗員代表として出席し、業務の魅力ややりがいについて語る機会も得られました。こうした活動を通じて、彼は観光業界の未来を見据えているのです。

久保田さんのメッセージ

奨励賞を受賞した彼は、「このたび素敵な賞をいただき、本当にありがとうございます。ツアー中は、どうしたらお客様に楽しんでもらえるかを常に考え、案内の仕方や声かけに工夫をしてきました。お客様の『楽しかったよ』の一言にやりがいを感じました」とコメントしています。彼はこの経験を自信に変え、今後もっと成長していきたいと意欲を示しています。

未来の観光人材育成へ

本学では、2024年10月4日付で株式会社阪急交通社と包括連携協定を締結し、観光人材の育成や教育に寄与することを目的とした多様なプログラムを展開しています。「観光プロジェクトA」と名づけられたこの施策は、実務担当者から直接学ぶ貴重な機会を提供しており、2025年4月8日から授業が開始される予定です。

このように、久保田さんの受賞は彼自身の努力の賜物であり、また、それを支える環境の重要性も強調されることになりました。観光業界において未来を担う若者たちの成長を期待するとともに、この業界の発展にも大いに寄与することが予想されます。

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