新型JESIMAIK溶接機「M120」と「M135D」の魅力
2025年11月28日、JESIMAIK(ジェスマイク)が新しい溶接機モデル「M120」と「M135D」を発表しました。これらの新たな製品は、自社開発の高性能チップ「JESI-Core X」を搭載しており、その革新的な仕様が注目を集めています。
JESI-Core Xチップの特長
「M120」と「M135D」は、車載グレードに相当するMCUを採用した「JESI-Core X」チップを装備。これにより、機能回路や表示回路の統合が可能となり、使用部品の約25%削減を実現しました。この進化によって故障率が低下し、軽量化も進んでいます。具体的には、これにより本体重量はわずか約3.5kgとなっています。
高周波制御による信頼性
さらに、このチップはIGBTインバータを高周波制御することができ、最大スイッチング周波数は驚きの70kHz。これにより電流が安定しやすく、アークが途切れることも少なくなります。また、滑らかなビードが得られるだけでなく、スパッタの発生も大幅に抑制されます。
ユーザーを考えたアシスト機能
新型の溶接機には、MMAアシスト機能が強化されています。具体的には、ホットスタートやアークフォース、アンチスティックの自動調整機能が搭載されており、アークの着火性が向上し、アーク切れの防止にも寄与しています。また、シナジー機能によって、ノブ操作のみで適正電圧が自動的に設定されるため、初心者でも簡単に最適な溶接条件が得られます。
3モード対応で多彩な作業
「M120」と「M135D」では、ノンガスMIG、LIFT-TIG、MMAの3つの溶接モードに対応しています。これによって、家庭でのDIY作業はもちろん、プロフェッショナルな溶接現場でも効果を発揮することができます。特に、M120は100Vで最大約5mm、M135Dは100Vおよび200V対応で最大約8mmまでの溶接が可能です。
安全機能も充実
安全性も考慮されており、過電圧、過熱、過電流に対する保護機能が充実しています。また、VRD(Voltage Reduction Device)機能により、待機時に出力電圧を自動的に下げることで、感電リスクが軽減されます。MCUの高速制御によって、保護機能もすばやく反応し、安心して使用できます。
視認性に優れたディスプレイ
作業中の操作状況を常に把握できるよう、36×58mmの大型LEDディスプレイが装備されています。これにより、モード、電圧、電流の状態やホットスタート、VRDなどの情報が一目でわかります。特に初心者にとっても扱いやすい設計です。
販売情報
「M120」と「M135D」は、各種オンラインプラットフォームで購入可能です。
公式サイトやSNSも活用して、最新情報をチェックしてみてください。
このように、JESIMAIKの新型溶接機「M120」と「M135D」は、独自の技術と多機能を兼ね備えた優れた製品です。溶接業界に新たな風を吹き込むこれらの機械は、DIYユーザーからプロフェッショナルまで、あらゆるニーズに応えることができるでしょう。