砂糖と健康への意識変化：最新調査の結果

マイボイスコム株式会社が実施した2024年8月の調査は、糖分に関する日本人の意識と習慣を明らかにしました。今回の調査では、9256名の回答者の意見をもとに、砂糖や糖分の摂取が健康に及ぼす影響についての認識がどのように変化しているかを見ていきます。

調査の概要

調査は2024年8月1日から7日まで行われ、インターネットを通じて実施されました。回答者の約54%が糖分摂取に気を付けていると回答し、その理由や実際の行動についての具体的なデータが得られました。

糖分に対する認識の変化

調査によると、糖分の取りすぎが「生活習慣病になる」や「太る」という認知が高まり、約6割の人々がこの認識を持っています。また、「糖分は脳の働きに必要」と考える割合も40％台を維持していますが、疲労回復に役立つとの見解は減少傾向にあります。その一方で、人工甘味料について「体に良くない」と感じている人は増加しています。特に若い女性が、糖分による影響について敏感に反応している様子が伺えます。

糖分の摂取に気をつける理由

糖分に気をつけている理由として、最も多かったのは「健康維持、病気予防」が67.5%でした。続いて「太らないようにする・ダイエットのため」が47.5%、そして「糖尿病などの病気のため」が31.1%という結果です。このように、健康を意識した選択が起こりつつあることが分かります。

どのような行動をとっているのか

具体的にどのような行動をとっているかを見てみると、約38%が「糖分控えめ、微糖、低糖、無糖の商品を選ぶ」と回答しました。また、約20%の人々は「砂糖の多い食品を控える」または「料理に入れる砂糖の量を控える」としています。一方で、「特に対策はしない」という声も30.5%に達し、特に男性の中ではこの意識が強いことが分かりました。