アルピコグループとRe.road、eスポーツで新たな提携を実現
長野県松本市に本社を置くアルピコグループとRe.road株式会社は、2025年2月26日付でeスポーツ事業における業務提携契約を結ぶことを発表しました。この提携により両社は、地域の発展と活性化を目指して協力していくことになります。
提携の背景と目的
アルピコグループは、交通、観光、小売など多岐にわたるビジネスを展開しており、その中で2035年を見据えた長期ビジョンを掲げています。このビジョンには、「楽しさやときめきを創出し、地域の持続的発展に寄与する企業グループ」を目指す意向が込められており、eスポーツの導入をその一環として位置づけています。
Re.roadは2019年に創業されたeスポーツ専門の企業で、長野県内で唯一の企業として、イベント制作や映像制作、教育事業に力を入れています。今回の提携により、eスポーツ分野への新規参入を図ることで、自社既存事業との相乗効果も期待されています。具体的には、地域の魅力を引き出すとともに、多様な顧客層をターゲットにした新たなタッチポイントを生み出すことが目指されています。
提携内容
eスポーツイベントの共催
両社は、地域振興を目的とした大規模eスポーツイベントの共同企画を行います。特に、Re.roadはすでに多くのトップゲームチームやストリーマーを招待するイベント「edge matsumoto」を手掛けており、今回の提携によりイベントの内容と規模を一新し、観光や経済振興に寄与することを目指しています。
地域向けeスポーツ教育事業
教育現場でもeスポーツは注目されています。Re.roadは、eスポーツを活用した教育プログラムを地域の自治体と連携しながら展開しており、シニア層のフレイル予防や不登校生支援に対する取り組みも強化しています。提携を通じて新たな市場を開拓し、地域の課題解決に貢献することを狙います。
アルピコグループのリソース活用
アルピコグループは、観光や宿泊施設、人的ネットワークを駆使して、eスポーツ施策を強化していく方針です。特に、宿泊施設を利用したイベントやツアーの提案は、多様なニーズに応える形で地域の活性化を促進します。
eスポーツ関連商品の開発
また、人気eスポーツチームと連携し、関連商品の開発や販売も行う予定です。これにより、幅広い購買層にリーチすることが見込まれます。
今後の展望
両社は2026年に長野県でeスポーツショーを共催する計画で、これに向けた前段階として2025年に体験会や大会を開催し、地域内外でのeスポーツ文化を盛り上げる予定です。さらに、企業や自治体との連携を強化し、持続可能な発展を図っていく考えです。
アルピコホールディングス株式会社概要
Re.road株式会社概要
- - 所在地: 長野県松本市大手3丁目3番9号
- - 代表者: 金井佑輔
- - 設立: 2019年8月
- - URL: Re.road公式サイト