アイデミーとマツダE&Tの連携で実現した新たな工場DX
アイデミー株式会社とマツダE&Tが手を組み、2024年9月に工場の設備監視アプリを開発しました。このアプリは、工場内に設置された多様なアナログメーターから得たデータをリアルタイムで解析し、ダッシュボードやスマートフォン上で確認できるようにします。これにより、データの可視化が進み、業務効率が格段に向上します。
アイデミーのミッションと取り組み
2014年に設立されたアイデミーは、「先端技術を、経済実装する。」ことをミッションに掲げ、デジタル人材の育成から実運用まで幅広くサポートしています。同社は特にエンタープライズ向けのAI/DXプロジェクトに注力しており、多くの企業と協力しながらデジタル変革を推進しています。
マツダE&Tの役割と背景
一方、マツダE&Tは1979年に設立され、自動車開発の技術を基にマツダグループをサポートしています。グループ全体として「人とITの共創による価値創造」を掲げ、DXに積極的に取り組んでいます。特に、アイデミーが提供するオンラインDXラーニング「Aidemy Business」の導入が、両者の協力のきっかけとなりました。
共同プロジェクトの進展
2023年4月からは、AI/DX人材の育成を目指した共同プロジェクトが始まります。その中で、アイデミーのエンジニアとマツダE&Tの社内人材が「Modeloy」を通じて協力し、現場でのDXプロジェクトを進めています。約1年間の活動を経て、遂に実用化されたのが上記アプリです。
アプリの機能とメリット
開発された設備監視アプリは、工場内の電流、電圧、水圧などのデータをリアルタイムに収集し、視覚化することが可能です。これにより、日々の点検作業のコストを削減し、リソースの最適な配分が期待されています。また、連続したデータ収集により、今後の設備メンテナンスの精度向上にも寄与します。
先進的な取り組みの先を見据えて
マツダE&Tは、このプロジェクトで得た知見を内部で活かし、さまざまな現場への応用を進める方針です。これにより、マツダグループ全体の工場DXの加速と共に、地域の中小企業がDXの先導役として活躍できるよう、事例やノウハウの共有にも注力します。
セミナーのご案内
さらに、2024年11月12日には、アイデミーとマツダE&Tの担当者によるセミナーがオンラインで開催されます。このセミナーでは、実際にDXを推進した担当者が具体的な取り組み内容を解説し、デジタル技術の導入による業務改革のプロセスを共有します。興味のある方はぜひ参加を検討してください。
この取り組みは、アイデミーとマツダE&Tの連携を通じてデジタル人材の育成と現場でのDX推進が相乗効果を生む一例であり、今後の展開に期待が寄せられています。