絵本『おとしものあずかりしょ』がフランス児童文学賞グランプリ受賞!
2025年の6月14日、株式会社秀和システムから新たに発刊される絵本『おとしものあずかりしょ』が、フランス児童文学賞の幼児部門においてグランプリを受賞したことが発表されました。
村の「落とし物預かり所」
この絵本は、村にある「落とし物預かり所」で働くイヌが主人公です。イヌのもとには、家を失ってしまったナメクジや、マフラーを落としたネコなど、さまざまな動物たちがやってきます。彼らがどのようにイヌに助けを求めるのか、ページをめくるごとに彼らのストーリーも展開していきます。
実際に物語に登場する動物たちは、個性豊かで、ナメクジから始まり、ネコ、ヤギ、ネズミ、シロクマ、コマドリ、コガネムシ、メンドリと多岐にわたります。それぞれの動物が持ち寄る落とし物は、まるでそれぞれの人生の一部を象徴しているかのようです。
意外な大変身
物語の中で、落とし物をイヌが各動物に返すと、驚くべきことが起こります。たとえば、ナメクジはカタツムリに、ヤギはヒツジに変身します。シロクマはパンダへ、コマドリはツバメへと、各キャラクターたちは意外な形で大変身を遂げます。
これにより、読者は物語の流れにワクワクし、どのような展開が待っているのかを楽しむことができるのです。
親子で楽しむ絵本の魅力
『おとしものあずかりしょ』は、絵本としてだけでなく、親子でのコミュニケーションツールとしても大変優れています。ページをめくるたびに、子どもたちが色とりどりの絵を楽しみながら、ストーリーに引き込まれる様子が目に浮かびます。また、意外な変身が全体を通じて成り立つため、子どもたちの想像力も掻き立てられます。
著者の渋谷純子さんは、兵庫県で生まれた絵本作家・グラフィックデザイナーで、フランスに移住してからはその豊かな文化を背景に数々の作品を生み出しています。本作が評価され、フランス児童文学賞の幼稚園部門グランプリを受賞したことは、彼女の創作活動が国際的にも高く評価されていることを証明しています。
書籍情報
- - 書名: おとしものあずかりしょ
- - 著者: 渋谷純子
- - 定価: 1,980円(税込)
- - 発売日: 2025年6月14日
- - 販売リンク:
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楽天ブックス
全国の書店やネット書店にて販売される予定です。親子で楽しむ読書時間を、この絵本から始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
この絵本は、ただの物語を超え、教訓や人生の深い意味を伝える作品です。『おとしものあずかりしょ』を通じて、読者たちがさまざまな気づきを得るきっかけになることが期待されます。