障害者支援アプリ「ささえ〜る」
2025-04-30 11:31:50

台東区による新しい障害者支援アプリ「ささえ〜る」の提供開始

台東区の新たな試み——障害者支援アプリ「ささえ〜る」の登場



自治体向けサービスを手掛ける株式会社ミラボが、東京都台東区に新たに導入した「障害者支援アプリささえ〜る」の提供を開始しました。本アプリは、2022年5月に施行された「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」の趣旨を反映し、障害をお持ちの方が必要な情報やサービスを容易に取得できる環境を整えるために開発されました。

アプリの概要と特長



「ささえ〜る」は、台東区が提供するオリジナルアプリです。App StoreやGoogle Playでのダウンロードが可能で、利用者はいつでも簡単にアクセスできます。こちらのリンクからもWebブラウザを通じて利用できます。

1. ニーズに応じた情報配信


本アプリの大きな特徴は、広報紙やホームページでの情報確認に頼ることなく、迅速に情報を受け取ることができることです。条件によって配信対象者を絞り込み、個々のニーズに合ったお知らせを配信することで、ユーザーは必要な情報を優先的に取得できます。

2. デジタル化された「障害者のてびき」


従来冊子として提供されていた「障害者のてびき」は虫食い情報があったり、手間がかかりましたが、アプリでは障害種別や等級による絞り込み検索が可能となりました。新しい情報が常に更新されるため、最新のデータをいつでも確認できます。

3. 事業所情報の簡単検索


アプリを利用することで、区内の事業所やサービスの基本情報や最新の空き状況を、ユーザーがすぐに確認できます。この機能により、利用者がストレスなくニーズに合ったサービスを探すことができるようになります。

4. バリアフリー情報の確認


「ユニバーサル地図/ナビ」へのアクセスもアプリ内から簡単に行えます。バリアフリー対応のトイレ位置や段差の少ない歩道など、安全な経路の確認に役立ちます。

5. 防災アプリとの連携


台東区の「台東防災」アプリと連携することで、災害情報や避難所の位置も簡単に確認できるようになります。

導入までの経緯


台東区福祉部の井上課長は、実施した障害者実態調査を通じて、アプリの導入を検討することになったと説明しています。利用者からは「必要な情報にたどり着けない」という声が多く寄せられ、よりアクセスしやすいサービスの提供が急務とされてきました。

未来への取り組み


「ささえ〜る」というアプリ名には、「支える」と「エール」を掛け合わせた意味が込められています。今後も視覚障害者を対象としたスマホ講習会を開催し、アプリの使い方を広める取り組みを進めていくとのことです。

台東区は、今後もこのアプリを通じて支援の輪を広げ、障害のある方々やその支援者にとって、より充実した情報提供が行えるよう努めていく決意です。障害者支援アプリの導入によって、地域の福祉サービスの利便性が飛躍的に向上することが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社ミラボ
住所
東京都千代田区神田駿河台4-1-2ステラお茶の水ビル8階
電話番号
03-6821-8600

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