ミャンマーのシャン州及びマンダレー地域の渡航安全情報を更新

ミャンマーのシャン州およびマンダレー地域の安全情報

現在、ミャンマーでは特に北東部において戦闘が激化しており、シャン州の北部やマンダレー地域は非常に危険な状況にあります。以下、最新の情報をお伝えします。

シャン州の戦闘状況

2024年08月07日の時点で、シャン州の北部ではミャンマー国軍と少数民族武装組織との間での戦闘が広がっています。特に、2023年7月上旬からは主要都市であるラショー市まで戦闘の範囲が広がり、8月3日には国軍の北東部軍管区司令部が奪取される事態にまで発展しました。この影響により、シャン州北部にはレベル3（渡航は止めてください）の危険情報が発出されています。

渡航を考えている方々には、さらなる注意を呼び掛け、今後の状況に応じて渡航を控えるように強く推奨します。

マンダレー地域の状況

シャン州北部の影響を受けて、マンダレー地域の北部でも少数民族及び民主派武装組織が攻勢を強めています。今のところ、マンダレー市内での戦闘は発生していませんが、周辺から避難民が流入する可能性や、通信・交通網の遮断が懸念されます。また、マンダレー市中心部の王宮敷地内には国軍が中央軍管区司令部を置いており、市内での緊張が高まる事情も踏まえ、レベル2（不要不急の渡航は止めてください）に設定されています。

引き続きマンダレー地域への渡航は控え、必要な場合はヤンゴンへの一時避難を考慮することが推奨されています。