カジノオーストリア、IR事業で日本進出を発表！国交150周年の記念事業に

カジノオーストリア、IR事業で日本進出を発表!

オーストリアを代表する国有企業、カジノオーストリアインターナショナル(CAI)がこの度、日本での統合型リゾート（IR）事業への参入を発表しました。この発表は、オーストリア大使館で行われ、歴史的な背景や今後の展望が語られました。特に注目すべきは、2024年に迎える日本とオーストリアの国交150周年という記念の年に合わせた事業展開である点です。

駐日オーストリア大使のメッセージ

発表会では、駐日オーストリア大使フーベルト・ハイッス氏が挨拶を行い、CAIの進出がこの記念すべき年にふさわしいものであることを強調。新たに開設されるIRは、オーストリアと日本の才能や文化の交流を促進する場として期待されています。また、来年からは日本とウィーンの直行便も就航することが決定しており、CAIの施設を訪れるチャンスが高まります。

世界的なビジョンと責任あるゲーミング

CAIは、1934年にオーストリア政府によって設立された企業で、1976年からはグローバルなビジネス展開を進めています。この企業が持つのは、35か国で215のカジノや娯楽施設を運営する豊富な経験と、地域の特性を尊重した運営方針です。CEOのクリストフ・ツールッカー＝ブルダ氏は、日本市場においては「最上質のヨーロッパスタイルのカジノゲーミング」を提供することを目指していると述べました。

さらに、CAIではギャンブル依存症対策にも重点を置いており、独自のプログラムを通じてプレイヤーを保護する取り組みを実施しています。具体的には、出入り禁止措置や来場頻度のモニタリングに加え、独立したカウンセリング機関と連携して従業員の研修も行っています。

日本市場における専門的展開

CAIジャパン株式会社の代表取締役、林明男氏は日本におけるIR展開に関するビジョンを明らかにしました。医療モールを併設したIR施設を目指すというユニークなコンセプトを提唱しており、「安全・安心な医療」を提供することができる可能性を追求しています。これにより、単なる娯楽施設ではなく、地域住民と観光客双方に貢献できる新しい形のIRを実現することを目指しています。