日本古来のモンスター「鵺」を映像化したSF特撮映画が公開！

日本古来のモンスター「鵺」が映像化された新作映画が公開！

日本映画界に新たな挑戦が生まれました。古来より語り継がれるモンスター、「鵺」が特殊メイクによって映像化されたSF特撮映画『THE HYBRID 鵺の仔』が、7月25日（土）にヒューマントラストシネマ渋谷にて公開されます。この映画は、皆既月食映画祭で金月賞を受賞した話題作です。

『THE HYBRID 鵺の仔』の背景

「鵺」は、平家物語や古事記にも登場する日本の伝説の怪物で、姿は猿の顔と狸の体、虎の手足、そして蛇の尻尾を持つと言われています。しかし、このモンスターが映画に登場することはなく、これまでの日本映画で「鵺」を題材にした作品は1981年公開の『悪霊島』のキャッチコピー「鵺の鳴く夜は恐ろしい･･･」が有名な程度でした。今回の作品は、初めて「鵺」がメインテーマに据えられ、特殊メイクでその姿が描かれています。

この映画で特殊メイクを担当したのは、トップクリエイターの梅沢壮一氏。彼の手によって再現された「鵺」は、まさにハリウッド映画に匹敵するビジュアルです。特に、登場人物が「鵺」に変身する際のメタモルフォーゼブラずのシーンは、観る者に強い印象を残すことでしょう。

ストーリーの展開

物語の舞台は、現代の万座温泉で展開されます。古くから伝わる「鵺信仰」をテーマにしたこの作品では、男女の愛憎劇が繰り広げられます。主人公の女性チアキ（演：石橋穂乃香）は、母のヨシコ（演：黒沢あすか）が経営する温泉郷に帰省します。しかし、彼女の父は12年前に、母に想いを寄せていた男、澤津久森（演：柴田光太郎）により命を落としています。同時に、UMA（未確認動物）雑誌の編集長、京極（演：山村憲之介）が鵺を捕らえようと奮闘している様子も描かれます。彼は、未確認生物を狩るために、古の武器である弓を手に、謎の老女に捧げるための狩りを行っています。

ストーリーは、作家ゼカリア・シッチンの「古代宇宙飛行士説」を取り入れ、思いもよらぬ展開を見せます。この独自の視点が、映画をさらに興味深いものにしています。

豪華キャスト

映画には、多彩なキャストも参加しています。鵺役には総合的なスキルを持つ俳優、柴田光太郎がスーツアクターとして参加し、彼的な肉体的アプローチでも注目を集めています。更に、山村憲之介が日本映画初主演を果たし、話題をさらうこと間違いありません。また、特別出演として研ナオコも登場し、豪華なキャストの顔ぶれが映画の魅力を一層引き立てています。