広島の地方企業でITエンジニア誕生！デジタル人材育成の新たな挑戦

広島の町工場でICT人材養成が始まる

広島県安芸郡府中町に本社を置く新和金属株式会社が、地方でのIT人材育成事業をスタートしました。この取り組みは、大阪に本社を持つ株式会社enginepotが支援するもので、現場の作業員をITエンジニアに育成することを目的としています。製造業界では高齢化が進み、熟練の人材が不足する中、デジタル技術を取り入れた生産性向上が急務となっています。

現場からITへのリスキリング

新和金属は、長年の経験を持つ作業員たちが抱える「パソコンが苦手」という壁を取り払い、ITスキルの習得を目指すプログラムを提供しています。基本的なカリキュラムには、生成AIを利用した社内チャットボットの開発が含まれています。このカリキュラムは特に、専門知識がない人でも理解しやすく設計されており、実務に直結する知識を身につけられる点が特徴です。

新和金属の代表取締役である新谷浩之氏は、「技術革新は避けられない未来です。現場の強化と生産性の向上を両立させるためには、ITを積極的に活用していく必要があります」と語っています。