ILS2024キックオフカンファレンス：イノベーティブ大企業ランキング発表！ソニー・花王・セコムなど業界先駆者の協業戦略を公開

イノベーションリーダーズサミット2024（ILS2024）キックオフカンファレンスの無料アーカイブ配信がスタート！

7月3日に開催された「ILS2024キックオフカンファレンス」は、大手企業213社、VC・支援機関47社、オンラインを含む総勢650名の参加者を集め、大盛況のうちに終了しました。現在、このカンファレンスのアーカイブ視聴が無料で配信されています。

ILSは、経済産業省の後援のもと2014年に発足したアジア最大級のオープンイノベーションマッチングイベントです。大手企業とスタートアップを繋ぎ、革新的な新事業を生み出すことを目的としています。

今回のキックオフカンファレンスは、12月2日に開催される「ILS2024」に先駆けて開催されたプレイベントです。

配信されているアーカイブコンテンツ

1. イノベーティブ大企業ランキング調査2024発表

毎年恒例となっている、有望スタートアップが選ぶオープンイノベーションに積極的な大企業の人気ランキング調査2024年版の結果が発表されました。上位30社と17業界別上位5社の発表と解説が行われています。

登壇者:
中馬和彦氏（KDDI株式会社事業創造本部副本部⻑）
鈴木大祐氏（ソニーベンチャーズ株式会社シニアインベストメントダイレクター）

見どころ:
TOP20企業とそれ以外の企業との違いが顕著なオープンイノベーション活動とは？
KDDIとソニーの責任者が語る、自社のスタートアップ協業におけるユニークな点は？

2. ソニーイノベーションファンドによるオープンイノベーションの取り組み

2016年に設立されたソニーイノベーションファンドは、現在600億円を超えるCVCを運用し、約170社のスタートアップに投資を行っています。本セッションでは、ソニーイノベーションファンドがどのようにオープンイノベーションをサポートし、実行しているのかを、ファンド運営メンバーが語ります。

登壇者:
鈴木大祐氏（ソニーベンチャーズ株式会社シニアインベストメントダイレクター）

見どころ:
ソニーベンチャーズの投資ポリシー、フォーカス領域、投資先サポートで最も力を入れていることは？
ソニーベンチャーズ担当者が日々行っていること、ソニーグループ各部署とどのように連携しているか？

3. パネルディスカッション「製造業のためのオープンイノベーション」

日本の大手製造業がオープンイノベーションを加速させるためには、どのような取り組みが必要なのか？

従来の研究開発部門による技術開発→事業開発という自前主義から脱却し、スタートアップとの協業による新領域への進出や製品開発のスピードアップを実現するために、3社のキーパーソンが登壇し、その秘訣を披露します。ILSでの協業実績も解説されます。

登壇者:
寺田英治氏（花王株式会社ライフケア事業部門ヘルス＆ウェルネス事業部長）
奈良一孝氏（古河電気工業株式会社営業統括本部ソーシャルデザイン統括部長）
三木逸平氏（東洋製罐グループホールディングス株式会社イノベーション推進室長）

見どころ:
3社のスタートアップ協業における戦略面と体制面での共通点や違いが明らかに。
製造業に欠落しているスタートアップ協業の重要な機能とは？3社はどのようにそれを補っているのか？

4. 協業実現企業に学ぶ「当社のオープンイノベーションの取り組み」

ILSを通じてスタートアップとの協業を実現した2社が登壇し、各社のオープンイノベーションの歩み、これまでの成果、課題、そして克服方法について語ります。

登壇者:
沙魚川久史氏（セコム株式会社本社オープンイノベーション推進担当代表・リーダー）
松岡亮介氏（Canal Ventures株式会社代表取締役CEO）

見どころ:
セコムのスタートアップ協業における判断軸のユニークさは？トップに認めさせた驚きの短期的ゴールと2つの重要機能とは？
BIPROGYグループの持続的イノベーションを支えるスタートアップ2000社にリーチできる投資戦略とは？

イノベーションリーダーズサミット（ILS）とは

大手企業のアセットとスタートアップのアイデアやテクノロジーをマッチングし、グローバルイノベーションを生み出すことを目的に、30名の発起人と経済産業省の後援のもと発足したオープンイノベーションカンファレンスです。

昨年12月に開催された第11回ILSでは、メインの協業マッチング商談会「パワーマッチング」に、大企業113社、スタートアップ812社（内、海外266社）が参加し、3,121件の商談が行われました。その結果、3件に1件の割合で協業案件が創出されました。

この高いマッチング率を維持している要因の一つは、参加できるスタートアップが、主要VCや大学、日本や外国の研究機関など106機関のアドバイザリーボードによって厳選された優良企業のみであることです。大手企業の満足度は9割に達し、オンラインでの商談にも対応しています。