綱嶋愛実選手、世界年齢別トランポリン競技大会に挑む
近畿大学附属高等学校に通う綱嶋愛実選手(2年)が、2025年11月にスペイン・パンプローナで開催される「第31回世界年齢別トランポリン競技大会」に参加する日本代表に選出され、注目を集めています。綱嶋選手は、トランポリン競技のタンブリング部門において17~21歳の部で代表として出場します。
選出の背景と努力
綱嶋選手の選出は、6月に行われた日本体操協会の代表選考会において、必要な得点と順位をクリアした結果得られたものです。この大会は「第23回全日本タンブリング・ダブルミニトランポリン競技選手権大会」と兼ねて開催され、彼女の持ち味である高い身体能力と表現力が評価されました。選考会でのパフォーマンスは、彼女の日頃の厳しい練習の成果を物語っています。
タンブリングとは
タンブリングは、全長約25メートルのマット上で次々と宙返りなどの技を繰り出す競技であり、体操の床運動とトランポリンの要素を組み合わせたものです。競技はスピードや高度、技の難易度に応じて得点が決まります。特に綱嶋選手の得意技である「パイクダブル」は、体をくの字に曲げた状態で後方宙返りを2回行う難易度の高い技で、これが彼女の強みの一つとされています。
大会の概要
大会名:第31回世界年齢別トランポリン競技大会
日程:2025年11月13日(木)~16日(日)
場所:スペイン・パンプローナ「The Navarro Arena」
参加部門:タンブリング部門17~21歳の部
綱嶋選手のプロフィール
- - 名前:綱嶋愛実(つなしまめぐみ)
- - 所属:近畿大学附属高等学校体操競技部
- - 生年月日:2008年6月29日
- - 出身:大阪府東大阪市
- - 主な戦歴:第9回全日本タンブリング・ダブルミニトランポリン競技年齢別選手権大会:第2位、第10回同選手権大会:第4位など。
綱嶋選手のコメント
「日本代表になるという夢が叶い、とても嬉しく思っています。これまで支えてくれた方々への感謝の気持ちが強く、体操を続ける中で多くのことを学ぶ機会を得ました。怪我もあった中で、周りのサポートがあったおかげでここまで頑張ることができました。世界年齢別選手権では、自分の力をしっかり発揮し、何より体操を楽しみたいと思います」と、彼女は声を弾ませます。
この機会を通じて、綱嶋選手のみならず日本のトランポリン競技が世界の舞台でどのような結果を残すのか、期待が高まるばかりです。さらに、彼女の努力と情熱は他のアスリートにも良い刺激を与えることでしょう。