「エノテカ・グッドサービス・コンテスト」第4回開催の意義
2023年10月22日、東京国際フォーラムで開催された「エノテカ・グッドサービス・コンテスト」の最終審査は、エノテカ株式会社が主催した重要なイベントです。このコンテストは、全国に展開するエノテカ・ショップのスタッフの接客力と専門性を高めることを目的とし、全332名の中から104名が参加しました。今回は、最終的に6名のファイナリストが選出され、その優れた接客力が評価されました。
コンテストの流れと審査基準
筆記試験から始まる厳しい選考
競技はまず、ワインに関する知識とビジネスセンスを問う筆記試験から始まりました。この試験を経て、参加者は一次審査に進みます。一次審査ではエノテカのブランド理念に則った筆記試験や、ビジネスモデルを踏まえた小論文が行われ、合格者は30名に絞られました。
プレゼンテーションとロールプレイング
二次審査では、ワインの魅力を語るプレゼンテーションと接客状況を模したロールプレイングが行われ、12名に絞り込まれました。そして迎えた最終審査では、ファイナリストたちがイタリアのピエモンテ州やトスカーナ州のワインの魅力を伝えるプレゼンテーションが行われました。
グラン・コンシェルジュとその抱負
最終的には、山﨑大地さんがグラン・コンシェルジュに輝き、準グランプリには飯谷明良さんが選出されました。2度目の挑戦でのグランプリ受賞となった山﨑さんは、「日々の接客の集大成を表現できた。これからはグラン・コンシェルジュとして恥じない接客を目指す」と意気込みを示しました。
外部審査員の評価と今後の展望
外部審査員として参加した株式会社パソナHRソリューションの松橋真理子氏は、全体のロールプレイングを高く評価しつつ、「お客さまに寄り添う接客が大切」とアドバイスを送りました。エノテカは、単なるワインショップでなく、お客様に特別な体験を提供する場を目指しており、今後もこのコンテストを継続していく意向です。
受賞者と今後の活動
受賞した6名の中には、初心者から経験豊富なスタッフまでが含まれており、受賞者は店舗の接客トレーニングや各種セミナーで講師を務めることが期待されています。これにより、エノテカ全体の接客力向上に寄与することが見込まれています。
エノテカ・グッドサービス・コンテストは、同社のビジョンを体現する重要なイベントであり、今後もワインの魅力を引き出す接客が期待されます。