美容医療の意識調査
2022-07-14 11:00:22
美容医療に関する調査が示す意識の二面性と挑戦
美容医療に関する意識調査
アラガン・ジャパンが実施した最新の調査では、日本人の美容医療に対する二面性が浮き彫りになりました。外科的および非外科的な美容医療に対して、ポジティブとネガティブな印象が混在しており、倫理的な側面も含めた期待と不安の両方が見られます。
調査の概要
この調査は、全国の20代から60代の男女1,000人を対象に実施され、インターネットを通じて行われました。調査期間は2022年5月26日から30日までと短期間でしたが、その結果は非常に示唆に富んでいます。調査結果によると、外科的美容医療にポジティブな印象を抱く割合は19%に対し、ネガティブな印象は43%に達することが示されました。非外科的においても、ポジティブ印象は30%、ネガティブ印象は31%という結果でした。
ポジティブとネガティブの両面
調査では、美容医療のポジティブな側面として「気持ちを前向きにする」こと(55%)、一方で「他人に言いづらい」という後ろめたさ(49%)が挙げられています。こうした温度差は、施術を受けることに対する抵抗感を生んでいるとも言えるでしょう。さらに、自身の見た目にコンプレックスを抱える人の多くが(60%)、美容医療施術の経験者は僅か17%とのこと。この点が、美容医療治療を受ける際の心理的な障壁となっているのかもしれません。
障壁となる要因
調査によると、美容医療の施術に対する障壁は主に、「費用」(74%)や「施術の痛さ」(47%)に関連した要因が挙げられています。他には「クリニックやドクター選びの迷い」(40%)や「正確な情報不足」(33%)も指摘されています。さらに、ダウンタイム中の生活への影響や周囲の目を気にすることも、施術を躊躇する要因として高い数値が記録されています。
美容医療施術のコミュニケーション
施術を受けた場合の周囲へのコミュニケーションについては、親やパートナーに対しては「話す・話すかもしれない」との回答が目立つ一方で、職場の同僚や友人に対しては「話さないかもしれない」が上回る結果となりました。このことから、施術についてオープンであろうとも、社会的なスティグマが存在することを示唆しています。後ろめたさがないとしても、「陰口を言われるのは嫌」と感じる人が多いことも背景にありそうです。
施術の実体験が基づく意識の違い
美容医療の経験者は、全体に比べて「自分を好きになれる」「自尊心が高まる」「生活が豊かになる」などのポジティブな理由が多く、施術経験がこれらの感情に貢献していることが示されています。これは、未経験者と比較して10ポイント以上の差が出ていることからも明らかです。
結論
アラガン・ジャパンの調査は、日本における美容医療に対する多様な価値観や意識を反映しており、美容医療のダイバーシティとインクルージョンを考える上での重要なデータを提供しています。これからの美容医療においては、こうした意識を受け止め、社会的な理解を深める努力が求められているのかもしれません。
会社情報
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アッヴィ合同会社
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