エン・ジャパンのHR OnBoardがDigital HR Competition 2024でファイナリストに選出
エン・ジャパンが提供する離職予防ツール《HR OnBoard》が、革新的なHRテクノロジーソリューションとして、Digital HR Competition 2024のファイナリストに名を連ねました。このコンペティションは、労働市場における社会課題を解決するためのテクノロジーの活用に焦点を当てたもので、数多くの応募の中から厳選された実績です。
Digital HR Competitionとは
Digital HR Competitionは、労働市場に関連する課題を解決するための技術やサービスを提案することを目的としたイベントです。参加者は、理論(Academia)、技術(Technology)、実務(Service)の領域を横断したアイデアを持ち寄り、審査を受けます。HRテクノロジーソリューション部門では、特に入社後の社員の離職リスクを明確にし、それに対するソリューションを持つ取り組みが評価されます。審査基準には、発展性や社会への影響、独創性、関係者全体の利益を考慮することが含まれます。
HR OnBoardの特長
《HR OnBoard》は、主に新卒や中途で入社した社員の入社後1年間に焦点をあて、離職の兆候を可視化するツールです。具体的には、毎月3問の質問を社員に送信し、回答はオリジナルの「スタンプ」で簡単に受け付けます。人事担当者は、結果を「晴れ・くもり・雨」の3段階で視覚的に確認することができ、社員の状態を把握しやすくなっています。この仕組みにより、早期の離職リスクを特定し、効果的にフォローを行うことが可能です。
成果と今後の展望
エン・ジャパンのサービス責任者である越田良氏は、企業に対する「オンボーディング」の重要性を強調しています。厚生労働省の調査によると、日本の企業において入社1年未満の社員は約850万人に上ります。そのため、企業がこのような取り組みを強化することは、企業の発展や社会全体に対しても大きな影響を与えると考えられます。
さらなる成功の要因として、越田氏はポジティブな評価を得た三つのポイントを挙げています。まず、入社後1年という特定の期間に焦点を当てることで、課題の特定がしやすくなること。次に、AIを用いた独自アルゴリズムによる離職リスク判定の仕組みです。最後に、実際に離職率が6割減少したという実績も大きなアピールポイントです。
今後は、性格や価値観に基づくテストとの連携を強化し、さらなる機能拡充を図る予定です。これにより、より多くの企業がこのサービスを利用し、オンボーディングの重要性が広まることを期待しています。
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