大窪シゲキがギャラクシー賞を受賞
広島FMで放送されている「大窪シゲキの9ジラジ」が、この度NPO放送批評懇談会が主催する「第62回ギャラクシー賞」において、ラジオ部門の【DJパーソナリティ賞】を受賞しました。これは、日本全国のラジオ番組の中から毎年1名の優れたパーソナリティが選ばれる権威ある賞です。
大窪シゲキの魅力
大窪シゲキは、愛らしい愛称「オオクボックス」で広島の若者たちから絶大な人気を誇っています。彼は2007年から「9ジラジ」のメインDJを務め、番組を通じて中高生との深い関わりを築いてきました。特に、放送室から直接届ける校内放送や、春に行われる「9ジラジ卒業式」といったイベントは、若者たちにとって特別な瞬間となっています。
また、リスナーだった学生をアシスタントに迎え入れ、若手の育成にも力を入れていることがこの受賞のポイントでもあります。リスナーやスタッフ、さらには教員をも巻き込むコミュニケーション力は、若者向け番組の制作に携わる多くのパーソナリティや制作者の模範となっています。
ギャラクシー賞について
ギャラクシー賞は1963年に設立され、年間を通じてテレビ・ラジオの優秀な番組や人物を顕彰する制度として知られています。この賞の特徴は、放送批評懇談会が自ら厳選した番組を評価する点にあります。毎月の定例会では、委員会が選定した番組やパーソナリティについての意見交換が行われ、その運営の透明性が評価されています。日本のエミー賞とも称されるこの賞は、放送業界で非常に権威のある賞の一つと位置付けられています。
大窪シゲキの歩み
大窪シゲキは大阪に生まれました。彼は46歳で、広島FMでの「9ジラジ」に関わる中高生応援番組が今年で25周年を迎えるにあたり、その活動を通じた多くの実績が評価されています。彼は2004年に広島FMのDJオーディションに挑戦するも落選。しかし、彼の人柄が評価されて「9ジラジ」のADに採用され、急速に番組の人気キャラクターとなりました。
その後、家族の事情で一家が大阪に戻ることになりますが、トラックドライバーとして働きながらDJスクールに通い続け、2007年に「9ジラジ」の2代目DJに就任しました。彼の番組の特徴は、単に放送するだけでなく、リスナーに直接会いに行く活動を重視している点です。この「出張校内放送」や「挨拶運動」といった企画は、広島の中高生たちに特に人気があります。
さらに、2022年5月から開始した「高校生DJ企画」では、高校生をスタジオに招待し、生放送を体験させるという新しい試みを始めました。これまでに451人の高校生が参加し、彼らの魅力を引き出す大窪の能力と、スタッフの協力は素晴らしいと評価されています。彼は地元の中高校生が自分を輝かせるための手助けをしており、その活動が広く認識されています。
まとめ
大窪シゲキの「9ジラジ」は、ただのラジオ番組を超えた存在となっており、彼自身が若者たちを応援する大きな力となっています。今回のギャラクシー賞受賞は、彼の努力と情熱の賜物であり、今後も多くの若者に寄り添い続けることでしょう。今回の受賞を機に、より多くのリスナーが彼の番組に触れることを期待しています。