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渋谷区の町を作る子どもたち

2017年8月28日、東京都渋谷区において、未来の街づくりを体験するワークショップ「YOU MAKE SHIBUYA」が開催されました。このイベントは、区内に在住または在学する10歳から12歳の子どもたち22名が参加し、楽しみながら渋谷区の基本構想について学ぶことを目的としています。

ワークショップの概要

このワークショップは、実践女子大学渋谷キャンパスのスカイラウンジで行われ、参加者はオリジナルのカードゲームを通じて、協力し合うことや街を作ることの楽しさを体験しました。事前に策定された渋谷区の基本構想に基づき、子どもたちは街づくりの主人公となり、未来の渋谷を共に考え、意見を出し合いながら課題に取り組みました。

区長の長谷部健氏はオープニングの挨拶で、「YOU MAKE SHIBUYA」は「あなたが渋谷をつくる」というメッセージを込めており、子どもたちの協力が20年後の渋谷を形作ることに期待を寄せました。この強いメッセージは、参加者たちに大きな勇気と希望を与えました。

グループ活動の様子

参加者は6つのグループに分かれ、各グループが「幸せな街」をつくるための様々な課題に対してアイデアを出し合いました。協力し合う中で、メンバー間のコミュニケーションや意見交換が活発に行われ、時には他のグループとも連携を図る姿が見受けられました。

「チームのみんなと相談するところが一番楽しかった」と語る子どももいれば、「知らなかったことを学び、友達ができたことが嬉しい」と笑顔で感想を述べる子もいました。また、「20年後の渋谷について考えられたのが面白かった」という声もあり、ワークショップの目的がしっかりと果たされていることが伺えました。

未来へのアクション

最後には、参加者たち各自が未来の渋谷のために取り組むべきアクションカードを考え、その内容を発表しました。これによって、子どもたちの意識がより具体的になり、自らの意見や考えを共有する時間は充実したものとなりました。笑顔で充実感を持った彼らの姿は、未来に対する確かな希望とも言えます。

今後の展開

今回の「YOU MAKE SHIBUYA」ワークショップは、今後渋谷区内の区立小学校においても展開される予定です。これを通じて、さらに多くの子どもたちが自分たちの街やその未来について考える機会を得られるきっかけとなることでしょう。これからの渋谷を担う世代の育成が期待されます。

このプログラムは、ただの体験に留まらず、子どもたちの将来に大きな影響を与えていくことが予想されます。渋谷区が目指す「ちがいをちからに変える街」という理念も、参加した子たちによって確実に未来に受け継がれていくでしょう。

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