美容師が選んだ働きたい美容室ランキング、ALBUMが初の総合1位に！

2018年、美容業界において大きな注目を集めた「働いてみたい美容室ランキング」が発表されました。このランキングは現役美容師の実際のデータに基づいたもので、美容師たちが憧れる理想の職場が明らかになりました。その中で、カカクコムの創業者である槙野光昭氏が手掛ける美容室ALBUMが堂々の総合1位に選ばれました。

この結果は、美容室業界のマーケティング手法が大きく変わっていることを示しています。SNSの利用が増える中で、ALBUMはインスタグラムを巧みに活用し、現在では36万人以上のフォロワーを誇っており、日本の美容室としてのフォロワー数ではトップに立っています。これは、プロモーションやブランディングの新しい形態を示したもので、美容師たちにとっても働きやすい環境を提供していると感じられています。

女性向けのランキングも注目に値します。ここでは総合ランキングで2位となったAFLOATが1位を獲得し、ウィッグサロンのアデランスやアートネイチャー、スヴェンソンなども上位にランクインしました。これは、一般的な美容室の労働環境が厳しい一方で、ウィッグサロンが週休二日制や残業がほとんどないなど、働きやすさに配慮した環境を提供していることが、女性美容師たちからの支持を得た結果といえるでしょう。

さらに調査では、美容師の75％が過去に転職を経験していることが明らかになりました。229名の回答者の中で、45％が2回以上の転職経験を持つという結果もあり、美容業界の離職率の高さが浮き彫りになりました。美容師の平均年収は300万円以下とされ、業界全体での労働環境は依然として厳しい状況です。このような中で、多くの美容師が理想の働き方を求めて転職を繰り返していることが考えられます。

特に、独立やフリーランスとして働く希望を持つ美容師が増えており、この動向は美容業界における働き方の変化を示しています。シェアサロンや業務委託サロンといった新しい働き方が広がりつつある一方で、店舗数が多い中での競争が厳しさを増しています。労働環境の改善が求められる中で、今後どのように業界が変化していくのか、注目が集まっています。

美容師という職業は、技術だけでなく、心身ともに要求される職務も多く、理想の職場を見つけるための探求は多くの美容師の主題となっています。今後のキャリア選択がどのように変わっていくのか、そしてそれが美容業界全体に与える影響についても、引き続き注視していきたいところです。さらに詳しいランキングや調査内容は、公式サイトにて確認できます。