箕面市、生成AI「Crew」全庁導入で業務効率化！職員向け研修も実施

大阪府箕面市は、株式会社クラフターが提供する生成AI「Crew」を全庁導入し、7月16日から本格運用を開始しました。

昨年から試験的に運用されてきた職員向けの生成AIを全庁的に導入することで、職員一人一人の業務効率化を図ることが目的です。

「Crew」は、ChatGPTをビジネスで安全に利用するためのプラットフォームとして、個人情報の保護や従業員の権限管理、社内文書に基づく会話支援など、様々な機能を提供しています。

箕面市では、「Crew」に市独自の資料やマニュアルを読み込ませることで、職員からの質問に対して適切な回答を生成します。また、個人情報などを検知して警告するセキュリティ対策も搭載されており、職員は安心して生成AIを利用できます。

「Crew」導入による業務効率化

「Crew」導入により、職員は以下のような業務を効率的に行うことが可能になります。

文章の作成
要約・添削
他言語への翻訳
Excel関数の作成

さらに、「Crew」には、業務に活用できる100種類以上のプロンプトテンプレートが標準装備されているため、生成AI初心者でも簡単に利用できます。

安全な情報管理と職員向け研修

生成AIの学習データには、著作権で保護された情報や誤情報が含まれる場合があるため、職員は生成された回答の根拠や正当性を必ず確認し、必要に応じて修正を加える必要があります。また、個人情報などを検知・警告するセキュリティ機能を活用し、公開可能な情報のみ生成AIに入力する運用を徹底していきます。

7月16日には、職員向けに「Crew」の活用方法に関する研修を開催し、業務に直結する活用方法を学び、生成AI活用の促進を図ります。

「Crew」の特徴

「Crew」は、ChatGPTをビジネスで安全に利用するためのプラットフォームとして、以下の特徴を持っています。

個人情報の保護とフィルタリング
- チャット中に送信される個人情報やその他のセンシティブ情報を自動的に検出して非表示にします。
- 企業独自の秘密情報を保護するために、NGワードをカスタマイズして追加できます。
従業員の権限管理
- 企業メールアドレスを使用して簡単に登録が可能です。
- 管理者は従業員に対して詳細な権限設定を行うことができます。
- 情報のアクセス制限や管理が容易になります。
書類を基にした会話機能
- 説明書類や手順書などの社内文書をアップロードし、その内容に基づいて回答することが可能です。
- 新入社員や異動者のオンボーディングトレーニングなどにも役立ちます。
100種類以上のプロンプトテンプレート
- 業務に活用できる様々なプロンプトが標準装備されています。
- テンプレートを使用することで、より精度の高い回答を引き出すことができます。

株式会社クラフターについて

株式会社クラフターは、企業におけるChatGPTの安全な活用を支援する業務効率化ツール「Crew」を提供しています。7カ国のメンバーが所属しており、多様な個性を尊重する働き方を応援しています。

お問い合わせ

「Crew」の活用方法や導入について、ご興味のある方は、株式会社クラフターのホームページからお問い合わせください。

ホームページ: https://www.gocrew.jp/jp
お問い合わせ: https://www.gocrew.jp/jp#Mail-Form
* 動画: https://www.youtube.com/watch?v=lq3PHB4BeFE&t=3s