株式会社ラクーンコマースが運営するBtoB向け越境ECサービス「SD export」が、この度10周年を迎えました。
このサービスは海外展開を目指す日本の中小企業に対し、集客や輸出手続きなどの面倒な作業を代行することで、多くの企業に支持されています。特に、アパレルや雑貨、家具、家電、さらには食品など、様々なジャンルの商品を取り扱っており、現在の掲載商品数はなんと約86万点に上ります。
この10年間の成長を象徴するデータは数多くあります。例えば、サービス開始から3年目の時点で130万点だった累計販売商品数は、現在では2,780万点に達し、約21倍にも増加しました。また、海外会員の数も35,000店舗から20万店舗を超え、物流総移動距離は地球を21,636周分も超えるという驚異的な成長を遂げています。
経済産業省の調査によれば、越境ECの市場規模は年々増加しており、2021年の推計では7,850億USドルから、2030年には7兆9,380億USドルにまで拡大する見込みだそうです。これには、自国にはない商品への購買意欲や、消費者ターゲット層を広げたい事業者の姿勢が大きく寄与しています。「SD export」はこうしたニーズに応える形で、10周年を迎えました。
記念として公開された特設サイトでは、世界中の会員事業者から届けられたお祝いメッセージや、今の「SD export」がどのような状況であるかを示すデータが掲載されています。また、7月1日からはアワードの投票も始まり、海外会員が選ぶ商品力やサービス力の高さなどを再認識する機会も提供されています。このアワードの結果発表は8月19日に予定されており、業界にとって注目のイベントです。
ラクーンコマースは、「SD export」を通じて、日本の中小企業が越境ECを活用し、国際市場での成功を収める手助けをしていく方針です。特に、海外市場への挑戦をサポートするために、サービスの拡充を行い、より多くの企業が越境ECを始められるよう努めています。
これからの「SD export」の成長が楽しみです。日本の企業が国際的に競争力を持ち、海外市場で多くの成果を上げる様子が一層見られることでしょう。また、今後の新たなサービスの展開や、会員とのさらなる連携強化にも期待が寄せられます。「SD export」が築いてきた10年の歴史は、まだ始まりに過ぎないのかもしれません。これからも目が離せない存在です。