RIGOLが発表したDHOシリーズオシロスコープの特徴
RIGOLは、最新のテクノロジーを駆使した新しい12ビット高解像度オシロスコープ「DHOシリーズ」を発表しました。特に、DHO4000オシロスコープは、広範な帯域幅を持ち、200 MHzから800 MHzまでの範囲をカバーし、最大4チャネルの信号を同時に処理できます。サンプリングレートは4GSa/秒、メモリは最大500MPtsまで拡張可能で、信号の忠実な再現性を実現しています。一方で、DHO1000オシロスコープは、70 MHzから200 MHzの帯域幅と2チャネルまたは4チャネルのオプションを提供し、標準で50MPtsのメモリを持っています。
この新シリーズは、12ビットの解像度に加え、直感的に操作できる10.1インチのタッチスクリーンを搭載しており、ユーザーフレンドリーな設計がなされています。特に注目すべきは、RIGOLが新たに導入した“UltraAcquire”バーストキャプチャモードです。この機能により、複数のディスプレイモードでの信号視覚化が可能になり、トリガーイベント間のダウンタイムを大幅に削減することができます。
プロジェクト・マーケティング・ディレクターのクリス・アームストロング氏は、DHOシリーズが今年初めに発表されたUltraVision IIIプラットフォームを利用しており、その性能の高さを強調しています。「真の12ビット分解能とフロントエンドノイズの低減により、エンジニアは電力や通信の信号の忠実性を高め、信号解析機能の向上が期待できます」と語っています。また、優れた性能と魅力的な価格設定により、このDHOシリーズは市場において革新をもたらすと断言しています。
さらに、RIGOLの新技術により、真の12ビット解像度でのサンプリングが可能になり、ビット間の量子化レベルが16分の1に減少し、高い精度が確保されます。新しいASICチップセットは、従来のオシロスコープよりも著しく低いノイズフロアを実現しており、信号の明瞭性を向上させる要素となっています。ユーザーはUltraAcquire Burst Captureにより、信号をより迅速にキャプチャし、密度、ウォーターフォール、パースペクティブ、モザイクなどの多様な表示モードで視覚化できるようになっています。
RIGOLでは、テストと測定におけるイノベーションを常に追求しており、150以上の国に高度なソリューションを提供しています。特に新しいDHOシリーズは、多様なニーズに応える製品であり、エンジニアに新たな可能性を提供すると信じています。企業の長い歴史の中で、イノベーションが重要な成長の原動力であることを認識しており、これまでに587件以上の特許を保有しています。
詳細については、
RIGOL公式サイトをご覧ください。