サントリーの助成先発表
2025-04-21 10:45:16

サントリー世界愛鳥基金が2025年度の助成先を発表!

サントリー世界愛鳥基金が2025年度の助成先を決定



サントリーホールディングスが設立した公益信託「サントリー世界愛鳥基金」は、2025年度の助成先を発表しました。助成は「鳥類保護団体への活動助成」「地域愛鳥活動助成」「水辺の大型鳥類保護」の3部門から計17件に行われ、総額は4,110万円に上ります。

この基金は、1973年から続くサントリーの愛鳥活動から生まれました。野鳥の存在は、環境の状態を示すバロメーターであるとの意識から、サントリーは長年にわたり鳥類保護に取り組んできました。1989年に設立された「サントリー世界愛鳥基金」は、地球環境の保全と再生を目指し、国内外の鳥類保護活動を支援しています。

国内外の助成内容


今年度の助成は、世界各国の鳥類保護団体に対する活動助成が中心です。特に注目されるのは、絶滅の恐れのあるサイチョウを対象にした営巣機会の向上に関する取り組みや、ブータンでの絶滅危惧鳥「シロハラサギ」の飼育下繁殖技術確立を目指す活動です。

さらに、コウノトリの繁殖状況調査や、シジュウカラガンの越冬地復元に向けた取り組みも進められ、自自然を守る活動が広がります。これらの活動は、助成金によって推進され、今後も持続的な支援が期待されています。

「地域愛鳥活動助成」部門では、福島や新潟の地域での野鳥観察活動や保護活動に対する助成が行われ、地域に根ざした愛鳥活動が促進されます。これにより、地域住民も野鳥との共生を考えるきっかけとなるでしょう。

直近の助成先には、佐賀県でのコウノトリ繁殖支援や、新潟市での白鳥の観察・保護活動も含まれています。

サントリーの愛鳥活動の背景


サントリーは、“Today Birds, Tomorrow Humans.”というスローガンのもと、環境保全への関心を高めることを目的に各種活動を実施してきました。啓発活動としては、新聞広告やポスターの配布などや、サントリー白州蒸溜所内にバードサンクチュアリを設置し、野鳥の調査や観察会も行われています。

1990年には、公益信託としての認可を受け始まり、国内外の広範な鳥類保護活動をサポートする体制が整いました。これまで延べ534件の助成を行い、総額は7億円を超え、信頼性の高い活動が評価されています。

今後の展望


今後もサントリーは、国内外の多様な鳥類の保護活動を支援し続ける方針です。「鳥を守る」だけでなく、「鳥たちが生きられる環境を守る」という理念のもと、持続可能な社会の実現を目指し、より多くの人々に愛鳥活動の重要性を広めていくことが期待されます。

さらに、全国各地で展開する「サントリー天然水の森」では、専門家による野鳥調査が継続的に行われ、自然環境の保全にも貢献しています。「ワシ・タカ子育て支援プロジェクト」など、新たな試みも進行中であり、今後の活動も見逃せません。

詳細については、サントリーの愛鳥活動の公式サイトを訪れてみてください。


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会社情報

会社名
サントリーホールディングス株式会社
住所
大阪府大阪市北区堂島浜2-1-40
電話番号

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