茨城県立水戸一高野球部とビーイナフ株式会社の連携
茨城県の名門、茨城県立水戸第一高等学校の硬式野球部が、新たな成長のステージを迎えています。それは、ビーイナフ株式会社の代表である瀬山彰さんがグロースデザインコーチに就任したことによるものです。この取り組みは、単に技術を磨くことだけでなく、選手たちの成長をサポートすることを目的にしています。
瀬山さんと木村監督の特別な関係
このプロジェクトのスタートは、瀬山さんと水戸一高の木村優介監督の長い友人関係から生まれました。筑波大学で同じ硬式野球部に在籍していた二人は、卒業後もそれぞれのフィールドで活躍を続けています。共通の経験が、選手たちへの講義を通じて「活躍する選手と社会人の共通点」を見出すきっかけとなり、選手たちから好評を得ました。これを機に、定期的なサポートをすることに決まったのです。
瀬山さんの想い
瀬山さんは、「学生時代、誰もが努力を重ねるが、大人になるにつれ頑張りを減らす人が多い」と話します。彼は「自分で考え、自分で決めて、成長してほしい」と強く願っています。「頑張る大人は人生を楽しむことができる」との思いから、水戸一高の選手たちには自立して成長する力を養ってもらいたいと考えているのです。
具体的な取り組み
1. 変化の見える化
瀬山さんは定期的に選手たちの練習や試合を訪れ、前回からの進展を具体的にフィードバックします。選手たちの努力を褒め、次回への課題を伝えることで、自己成長サイクルを回す力を身につけることができます。これにより、選手たちは自らの成長を実感しやすくなります。
2. 気づかなかった強みや弱みの発見
瀬山さんは、選手たちを日常的に見ているわけではないからこそ発見できる強みや課題を、率直に伝えます。他者の目からのアドバイスを通じて、自身の隠れた可能性を発見できる機会が訪れるのです。
3. 首脳陣とのコミュニケーション
監督やコーチとも密接にコミュニケーションを取り、高校野球の素晴らしい部分や改善点を率直に話し合います。このようなアプローチが、選手たちへの指導をより良いものにし、充実した環境作りに寄与します。
木村監督からの期待
木村監督は、瀬山さんの講演を通じて、水戸一高野球部の理念に符合する点を多く見出しました。子どもたちの練習への取り組みぶりが変わったことを実感し、「持続的なコーチングをお願いしたい」と考えるようになったとのことです。冷静で鋭い視点によるアドバイスを通じて、選手たちの精神的な成長をサポートしていくことに期待されています。
実施スケジュール
このプロジェクトは、2024年12月14日、15日、2025年3月8日、9日に行われる予定です。実施場所は水戸第一高等学校の野球部グラウンドで、対象は同校の硬式野球部の部員です。今後も1~2カ月ごとに継続的にサポートを行っていく計画です。
瀬山彰氏のプロフィール
瀬山彰さんは筑波大学で数理統計学を学び、硬式野球部での活動を経て、国内最大手の経営人事コンサルティング会社で経験を積みました。その後、2019年に独立し、「ちょうどいい塩梅の家づくり」を提唱するビーイナフ株式会社を設立。YouTubeチャンネル「家づくり せやま大学」でも知られる存在となり、優良工務店認定制度「せやま印工務店」プロジェクトを推進しています。日々の暮らしと家づくりの新たなスタンダードを確立するために、情熱をもって活動しています。
最後に
学校と協力しながら将来のリーダーたちを育てるこのプロジェクトは、水戸一高の選手たちに素晴らしい成長の機会を提供することが期待されています。やる気を引き出すサポート体制とともに、彼らがどのように成長していくのか、見守りたいところです。