大阪ガスとATOMica、地域共生社会への歩みを強化する資本提携

大阪ガスがATOMicaと資本提携

2023年7月30日、大阪ガス株式会社が株式会社ATOMicaに対して資本提携を発表しました。この出資により、両社は地域に根ざした活動をさらに強化し、地域共生社会の実現に向けた新たなステップを踏み出すこととなります。

大阪ガスの地域貢献活動

大阪府大阪市に本社を置く大阪ガスは、地域に密着したエネルギーインフラ企業として、地域貢献活動に取り組んでいます。中期経営計画2026では「地域共生社会の共創」を掲げ、小学校を対象としたエネルギー環境教育や、防災教育、スポーツ活動を通じた地域貢献、さらには持続可能な街づくりの推進など、幅広い活動を展開しています。特に、デジタル技術を駆使した「いっとくパス」や「関西おでかけ納税」といった新たな地域活性化の取り組みは、地域と市民をつなぐ重要な役割を果たしています。

ATOMicaの革新性

一方、ATOMicaは「頼り頼られる関係性を増やす」というミッションのもと、全国にソーシャルコワーキング®事業を展開しています。2024年7月時点で、37のコワーキングスペースが運営されています。ATOMicaの施設では、コミュニティマネージャーが中心となり、地域企業や学校、利用者にデジタルとリアルを融合させた新しい交流の場を提供し、地域活性化に貢献しています。

両社のシナジー

今回の資本提携により、大阪ガスの持つ広範な顧客ネットワークやアセットと、ATOMicaが得意とする地域コミュニティ形成のノウハウが融合されることになります。これにより、地域共生社会の実現を目指し、以下の具体的な取り組みが進められます。

1. 探究学習プログラムの構築: カーボンニュートラルやエネルギーをテーマにした探究学習プログラムを地域の学校に提供し、教育活動を支援します。
2. 共同提案の推進: 大阪ガスが持つ自治体や大学、企業とのネットワークを活かし、双方の提供するエネルギーソリューションとコワーキングサービスを組み合わせた提案を行います。
3. コワーキングスペースの開設: 大阪ガスの保有不動産を利用し、新たなコワーキング拠点を開設し、地域に価値を提供します。

未来の展望

大阪ガスは、これらの取り組みを通じて、「ミライ価値」の創造を目指し、地域社会の課題解決に貢献します。共に地域の未来を描くパートナーとして、ATOMicaとの協力は一層重要性を増すことでしょう。両社が手を組むことで、地域社会をより良くする新たな構想が現実となることでしょう。地域共生社会の確立に向けたこの道のりは、今後も注目が集まります。