新たな思考の扉を開く『シン・ロジカルシンキング』
2024年7月19日、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから『戦略コンサルタントが大事にしているシン・ロジカルシンキング』が発売されます。この書は、AI時代に必要とされる思考力をアップデートする内容で、多くのビジネスパーソンにとって必読の一冊です。
新たなロジカルシンキングの提案
著者の望月安迪氏は、デロイトトーマツで長年活躍している戦略コンサルタントであり、過去に最高評価を4年連続で獲得。前著『目的ドリブンの思考法』から進化した本書では、従来のロジカル・シンキングとどのように異なるのか、その魅力を解説します。
本書の中核となるのが「シン・ロジカルシンキング」という新しい思考法で、これは従来の合理的で普遍的な結論にとどまらず、多様性に富む仮説の生成を重視しています。つまり、同じ問題に対して様々な視点からの示唆を得られるのです。時代のニーズに応える思考法とも言えます。
QADIサイクルによる思考の構造
「シン・ロジカルシンキング」では思考が「発見」と「論証」の2つの局面から成り立つことを強調します。具体的には、Q(Question)、A(Abduction)、D(Deduction)、I(Induction)のサイクルを回すことで、より強固な結論にたどり着く方法論です。
- - Q(問い): 問題を明確にし、問いを立てることが重要です。この段階での質が思考の深化を決定します。
- - A(仮説): 問いから初期の仮説を形成し、新情報を追加することで意外性や新規性を追求します。
- - D(示唆): 仮説をストーリーとして語り、示唆を引き出す演繹的思考を用います。
- - I(結論): 出された仮説やストーリーを磨き上げ、結論へ結びつけていきます。
このサイクルは複雑な問題に直面した際に、意味のある結論を導くための有力なフレームワークとなります。
誰に向けた本なのか
本書は以下のような方に特におすすめです。
- - 論理的思考を身につけたい方
- - コンサルティングスキルを活かしたい方
- - 複雑な問題解決に苦しんでいる方
この書籍を通じて、あなたの考える力を一段階引き上げ、ビジネスや日常生活における新たな価値を見つける手助けとなります。シン・ロジカルシンキングは、時代に求められる思考法として、この瞬間にもあなたの可能性を広げることでしょう。
書籍の詳細
著者の望月安迪は、神戸大学の非常勤講師としても活動しており、その実績は広く知られています。書籍の目次には、ロジカルシンキングの基本原則や具体的な思考法が詳述されています。年度のニーズに応える本書は、ビジネスや様々な分野で役立つ一冊となることでしょう。
ぜひこの機会に『シン・ロジカルシンキング』を手に取り、未来の思考を研ぎ澄ませてください。