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新型コロナウイルスの影響を受け、多くの人々が就職難に直面しています。そんな中、ショートムービープラットフォームの「TikTok」上での求人動画が、大きな話題を呼んでいます。昨年公開された第1弾は、わずか1ヶ月で60万回を超える再生回数を記録し、実際に45名の応募者が生まれました。これにより、コロナ禍で困窮した人々に対して「未来への希望」を提供する取り組みが続いています。

第2弾の公開は、前回の成功を受けたもの。警備業という業界は、有効求人倍率が高いことでも知られています。2020年12月のデータでは、警備業界の倍率は6.83倍に達しており、多くの企業が人手を求めています。しかしながら、警備業には「固い仕事」や「キツそう」といったネガティブなイメージがつきまとい、若年層の応募意欲が低下しています。

これを受け、大京警備保障株式会社の社長である櫻井大輔氏は、2019年からSNSを活用したブランディングを進めています。特に2020年3月からの「TikTok」の運用は、若者に対する情報発信の強力な武器となりました。今では10万人以上のフォロワーを抱えるこのアカウントは、警備業の実情や社内の雰囲気を伝える貴重な情報源となっています。

実際に第1弾の求人動画を見て応募した隊員は、コロナの影響でアルバイトの仕事が見つからず苦労していたとか。彼は東京に上京してきて、何十件も応募したのにも関わらず全て不採用という苦しい状況でした。しかしTikTokでこの求人動画を発見し、即座に応募した結果、見事採用されました。このように、求人動画が就職のきっかけを提供した事例は少なくありません。

応募方法も非常に簡便で、TikTokのダイレクトメッセージ（DM）を通じて応募の意思を伝えることで、必要な情報が送られてくる仕組みになっています。このプロセスは、他の求人媒体と比べて柔軟かつ親しみやすく、多くの方が気軽に問い合わせをすることができます。また、疑問点や不安なことも直接DMで質問でき、安心して応募できる環境が整えられています。

大京警備保障は、創業54年を迎え、地域に根ざした警備会社として知られています。近年も人手不足や労働力の高齢化が進む中、IT化を進めることで業務の改善を図っています。「見られる仕事」としての警備業のブランディングを目指し、これからもSNSを駆使していく方針です。部隊の雰囲気や実際の業務内容を紹介し、未来の働き手に対しての喜びや楽しさを共有することを目指します。

これからも続々と期待されるTikTokの求人動画。あらゆる波乱の中でも前を向き続ける就職活動をしている方々にとって、希望の光となることを願っています。

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