福岡の新しい挑戦
2016-04-04 08:00:01

福岡市を拠点とする新ベンチャーキャピタル「F Ventures」がスタートアップを支援

新しい風を吹き込む「F Ventures」の設立



近年、東京を中心にスタートアップの数が増え、企業のIPOやM&Aの動きも活発化しています。しかし、地方都市ではこの流れに取り残されがちで、特に福岡市はその中でも独自の進化を遂げています。2014年の国家戦略特区の指定以来、福岡は創業支援の先駆者として注目を集めています。様々な政策を通じ、地方からの起業を後押しする環境が整備されてきました。このような背景を受けて、福岡市に新たなベンチャーキャピタル「F Ventures」が誕生しました。「F Ventures」は、シード期のスタートアップに対する出資や支援を行い、地方発の起業家を育成することを目指しています。

設立の背景とビジョン



「F Ventures」の設立を推進した両角将太氏は、それまでの経験を活かし、地元福岡を盛り上げることに情熱を注いでいます。彼は福岡出身で、地域のポテンシャルを最大限に引き出すため、地方独自の創業ロールモデルを作りたいと考えています。彼は、自身のビジョンが実現すれば、日本全体がさらに起業しやすい国になると信じています。

投資支援の特徴



「F Ventures」の投資方針は、1社あたり500万円から1500万円の範囲でシード期のスタートアップに投資することです。特に福岡出身の起業家や、将来的に福岡に拠点を構える意向のスタートアップを対象にしています。また、すでに2社への出資を決定しており、今後は韓国や台湾などアジア圏のスタートアップへの支援も視野に入れています。

ハンズオン支援の強み



「F Ventures」は単なる資金提供にとどまらず、地方創業スタートアップの広報、企画、事業アライアンスにも力を入れています。多くの起業家が、優れたサービスを持ちながらも広報に困難を抱える中、同社は多様なメディアとの連携を通じて支援を行います。これにより、効果的なプロモーション戦略を展開し、スタートアップの成長を促進します。

人材教育とプロダクトの創出



福岡及び他の地方都市での起業の壁として、ビジネスサイドを理解したIT人材の不足やプロトタイプ創出機会の不足が挙げられます。そこで、「F Ventures」はプログラミングスクールなどと連携をし、IT人材教育を進める方針です。また、ハッカソンのようなイベントを企画することで、創業の種を見出し、多くの起業家を育てていく計画です。

地域との連携の強化



事業会社や地方行政とも連携を強化し、地域に根ざしたスタートアップ支援を実現するための体制を整えていきます。多方面から福岡の魅力を引き出し、地域独自の強みを活かした取り組みを積極的に進めていく意向です。

代表の経歴



両角将太氏は福岡生まれで、大学時代にはIT起業家特化型インタビューメディアの立ち上げに関与。その後、国内の有力シード向けベンチャーキャピタルでの経験や、多数のイベント運営に携わりました。これらの実績を生かし、「F Ventures」は地域経済のさらなる発展に貢献していくことを目指しています。

新たに始まった「F Ventures」の挑戦により、福岡市はさらに活気あるスタートアップの拠点として注目を集めることでしょう。地域の未来を創造する力が、一層強まることが期待されます。

会社情報

会社名
F Ventures LLP
住所
福岡県福岡市博多区上川端町9-159
電話番号

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