芹沢銈介展
2024-10-01 23:27:24

没後40年を迎える人間国宝・芹沢銈介の特別展を静岡で開催

芹沢銈介没後40年記念展「型染色と模様の翼」



静岡市立芹沢銈介美術館では、2024年10月6日から12月8日までの間、人間国宝・芹沢銈介の没後40年を祝う記念展「型染色と模様の翼」を開催します。この展示では、彼の初期作品から最晩年の代表作までの約100点を通じて、芹沢の足跡を辿る貴重な機会となります。

芹沢銈介の業績と生涯



芹沢銈介は、1895年に静岡市に生まれ、東京高等工業学校(現在の東京工業大学)を卒業。生涯の師である柳宗悦との出会いや沖縄の紅型の影響を受け、型染を中心とする染色の道を歩むことになります。彼の才能は特に色彩と模様において顕著で、型染を用いた新たな表現の可能性を追求し続けました。

1956年には「型絵染」で重要無形文化財保持者、すなわち人間国宝に認定され、国内外で高い評価を受けました。1976年にはフランスでの大規模な個展が成功を収め、文化功労者に選ばれるなど、彼の業績は広く認知されました。そして1984年、88歳でこの世を去るまで、25年以上にもわたって型染という技術に情熱を注ぎ続けました。

記念展「型染色と模様の翼」の見どころ



本展では、芹沢が生んだ多彩な作品を通じて、彼の芸術家としての軌跡を感じられるように構成されています。展示作品は、着物や帯、のれん、屏風、額絵など、ジャンルも多岐にわたります。特に彼の型染カレンダーは戦後の日本で生まれ、多くの人々に愛され続けました。

展示期間中は、特別な夜間開館イベント「光の館 ヒカリノヤカタ 2024」も開催され、建築家・白井晟一による美術館の夜の美しさを味わうことができます。このイベントは、10月12日の夜に行われる予定で、参加は予約不要です。

芹沢銈介美術館の役割



静岡市立芹沢銈介美術館は、芹沢の作品とコレクションを広く紹介するために設立されました。1981年に開館して以降、約1,300点の作品が収蔵され、多くの観客が訪れています。また、芹沢の収集品も魅力的で、彼の個性が色濃く表れています。展覧会を通じて、彼の作品とともに工芸品の素晴らしさを知ることができる機会となっています。

まとめ



芹沢銈介は、その独特な美意識と芸術的才能で、型染の新しい可能性を切り拓いた作家です。静岡で開催される没後40年記念展「型染色と模様の翼」は、彼の偉業と作品世界を多くの人々に伝える特別な催しであり、ぜひ多くの方々に足を運んでいただきたい展覧会です。美術館で見る彼の作品は、染色という技術の魅力を改めて感じさせてくれることでしょう。


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会社情報

会社名
静岡市
住所
静岡県静岡市葵区追手町5-1
電話番号
054-254-2111

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