ネクスウェイがSMS認証を導入し教育現場をサポート
東京都江東区に本社を置く株式会社ネクスウェイは、金融教育スタートアップである株式会社MEMEの新サービス「スクペイ」に、SMS認証サービス「SMSLINK」を導入したことを発表しました。この新たなサービスは、2024年4月から公立小中学校向けに提供される予定です。これは、学校におけるキャッシュレス化を促進するための重要なステップと位置付けられています。
経済の変化に対応する「スクペイ」
教育現場では、依然として集金袋を用いた対面での集金や、銀行口座を利用した集金が一般的です。しかし、これらの従来の手法は、クレジットカード不正利用や個人情報漏洩といったリスクが伴い、保護者や教職員のITリテラシーの差も問題にされています。このような課題を解消するために、MEMEは集金業務をデジタル化し、学校向けの新しい決済サービス「スクペイ」を開発しました。
新たな本人確認手段として導入された「SMSLINK」は、アプリやサービスとAPI連携を持ち、利用時のパスコードをSMSで送信することが可能です。これにより、ユーザーは安全で迅速な本人確認を受けることができ、不正利用のリスクを減少させることが期待されています。
「SMSLINK」を選んだ理由
MEMEが「SMSLINK」を選択した理由は、いくつかの利点に基づいています。まず、事業の規模に応じた適切な料金体系が整っており、スタート時のコストを抑えることができます。また、1to1の個別送信に特化したAPIにより、ネクスウェイは大量のメッセージを短時間で送信する能力を持っています。さらに、国内4大携帯キャリアとの直接接続により、通信の安定性と高い到達率を誇ります。
株式会社MEMEの坂本大地氏は、「スクペイ」のユーザー全員にSMSでの本人確認を義務付けているため、他のサービスに比べて高い到達率を持つ「SMSLINK」を導入したと語っています。これにより、トラブルが減少し、運用がスムーズになったとのことです。
「SMSLINK」の機能と特長
「SMSLINK」自体は、SMS送信を極めて簡単に行えるコミュニケーションツールです。3つのステップで、宛先リストのアップロード、メッセージの作成、送信日時の設定が行えます。これにより、本人確認のSMS認証、リマインダー通知、請求連絡などがスムーズに進められます。特に、電話が届かず、メールも視認されない状況を解消するために広く使われています。
このサービスは教育だけでなく、さまざまな業界でも利用されており、無駄を省いた操作性とセキュリティが高く評価されています。30年以上の通信業界での経験に基づく安心感に加え、専任スタッフによる手厚いサポートも特徴の一つです。直結した携帯キャリアによる安定した通信環境は、企業や自治体からも信頼を得ています。
今後の展望
ネクスウェイでは、今後もデジタルとアナログを結びつけるサービスを通じて、さまざまな社会課題の解決を目指していくとしています。その一環として、教育現場のキャッシュレス化を進める「スクペイ」は、今後の進化が期待されます。この取り組みは、教育分野におけるデジタル変革を加速し、より安全で便利な環境を提供することにつながるでしょう。
より詳細な情報については、ネクスウェイの公式ウェブサイト(https://smslink.nexway.co.jp/case/16)をご覧ください。