EUビジネスハブの挑戦
2025-09-29 11:59:12

EUビジネスハブ、持続可能な未来へ向けた新たな一歩を踏み出す

EUビジネスハブが描く未来



2025年2月、日本で開催された「SMART ENERGY WEEK 秋 2025」には、持続可能なエネルギーソリューションを提供するため、欧州のスタートアップ企業が集まりました。このイベントは、特に日本政府の「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定された直後のタイミングで実施され、新しいビジネス機会とネットワーキングの場を提供しました。

EUビジネスハブの目的



「EUビジネスハブ」は、グリーンおよびデジタル技術に特化した欧州の中小企業やスタートアップと、将来のビジネス機会を求める日本企業との間に架け橋を築くことを目的としています。このプログラムは、日EU経済連携協定(EPA)の円滑な進行を支援し、持続可能かつ強靭なバリューチェーンの構築を目的としています。

出展の成果



この初の出展では、合計1,100件の商談が行われ、その結果、44社が日本企業との新たなビジネス関係を築くことに成功しました。成功を受け、EUビジネスハブは9月にも再度出展し、46社の欧州スタートアップが参加しました。特に注目されるのは、水素技術、スマートグリッド、再生可能エネルギーの分野での革新を追求する企業が多かったことです。

ビジネスミッションの内容



出展期間中、参加企業は個別コーチング、ネットワーキング交流会、視察ツアーなどの支援を受け、日本企業との接点を増やす貴重な機会を享受しました。これによって、将来的なビジネスの成功や新たな共同事業の第一歩が踏み出されることが期待されています。

「SMART ENERGY WEEK 秋 2025」内のEUグリーントランジション・パビリオンでは、欧州企業がサステナビリティの分野で発揮しているイノベーションを紹介し、本ビジネスミッションが日EU間の戦略的連携を深める貴重な機会となりました。

参加企業の声



1. Primo Marine(オランダ)
- 海底ケーブルエンジニアリング事業を展開する同社は、「日本市場における新たなビジネス機会を得ることができた」とし、相互理解が深まったことを喜びました。

2. Terrensis SAS(フランス)
- 天然水素関連事業を行う同社は、技術協力や研究開発についての関心の高まりを感じており、日EU間での共創の可能性を確信しました。

3. DTBird & DTBat(スペイン)
- 風力発電と生物保護の分野で取り組む同社は、日本市場における規制の理解を深める機会とし、今後の連携に期待감을抱いています。

EU大使のコメント



駐日EU大使のジャン=エリック・パケ氏は、「今回の取り組みの目的は欧州の革新的なソリューションを日本のパートナーへとつなぐことであり、最も大きな成果は市場統合だ」と語ります。また、サプライチェーンの強靭性向上にもつながるとし、日EU間の経済的な安全保障の重要性を強調しました。

来場者数と出展者数



「SMART ENERGY WEEK 秋 2025」では、約42,000名の来場者と500社の出展者が集まりました。今回のビジネスミッションが、持続可能な未来の実現を目指す中での共通の目標に向けた深化を生んだことが印象的です。

今後の展望



EUビジネスハブは、2025年12月に開催予定の「SEMICON Japan」、2026年春の「SMART ENERGY WEEK 春 2026」への出展も計画しています。これからの取り組みを通じて、さらなるビジネスマッチングのプラットフォームを構築し、貴重な出会いを促進していく方針です。日本市場での活動を通じて、新たなパートナーシップが生まれることを期待しています。


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会社情報

会社名
EUビジネスハブ運営事務局
住所
東京都港区南麻布 4-6-28
電話番号

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