山梨県がスタートアップ支援を強化、2社に出資決定

山梨県では、ベンチャーキャピタルとの連携を強化し、地域内のスタートアップの誘致や育成を進めるための新たな資金調達サポート事業を始めました。県知事の長崎幸太郎氏のもと、令和5年度よりスタートしたこの取り組みは、主にシードからアーリー初期段階にある企業を中心に支援を行い、スタートアップの成長を促進することを目指しています。

今回、山梨県は有識者による厳正な審査を経て、出資先として選定した2社を発表しました。具体的には、環境保全に寄与する事業を展開する株式会社エンドファイトと、帳票デジタル化サービスを提供するcodeless technology株式会社です。

出資対象スタートアップ

1. (株)エンドファイト
この企業は、植物の生育を促進させる土壌微生物である「DSE」の研究を行い、様々な環境下での植物の育成を実現する資材を開発しています。農業や環境保全の分野での活躍が期待されています。

2. codeless technology(株)
このスタートアップは、既存の帳票を簡易にデジタル化するサービス「Photolize」を開発・提供しています。デジタル化の進展が求められる今、このサービスは数多くの業界での業務効率化に寄与すると考えられています。

今後のスケジュール

スタートアップへの出資は10月から12月にかけて第1回目が行われ、その後、県が実施するさまざまな支援事業と連携して企業の定着や成長を支援していきます。また、次回のスタートアップ募集と審査も同時期に行われ、2024年1月から3月には第2回目の出資も予定されています。

この取り組みを通じて、山梨県内のスタートアップ企業と地域全体の活性化が進むことが期待されます。詳細については、山梨県の公式ホームページにて確認することができます。
山梨県産業政策部のHP

お問い合わせ先

山梨県産業政策部スタートアップ・経営支援課スタートアップ支援担当
電話：０５５－２２３－１５４４
メール：startup＠pref.yamanashi.lg.jp

この新たな資金調達サポート事業が、山梨県のスタートアップエコシステムの発展に寄与し、地域の経済活性化に繋がることが期待されています。これからの展開に注目していきましょう。