環境大臣表彰受賞
2025-12-08 13:27:59

アラブ首長国連邦ムバラス島のマングローブ植林が環境大臣表彰を受賞

アブダビのマングローブ植林活動が評価される



アラブ首長国連邦(UAE)のムバラス島で進められている、アブダビ石油株式会社による先進的マングローブ植林活動が、「令和7年度 気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞しました。この表彰は、気候変動対策において顕著な功績を残した個人や団体を表彰するもので、1968年度から続いている「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を発展させたものです。

この受賞により、アブダビ石油はその取り組みが国際的にも評価される重要なマイルストーンに達しました。表彰式は2025年12月5日、東京都中央区の東京証券会館で行われ、同社の中山真志社長が表彰状を受け取る場面がありました。

マングローブ植林の取り組み



アブダビ石油のマングローブ植林事業は、2006年からアラビア湾のムバラス島で開始され、自然共生工法の考え方を基に進められています。これは、環境に配慮した工事手法であり、潮汐の条件や土壌の状態を最適化することで、持続可能なマングローブ林の造成を目指しています。これまでにおよそ50万本のマングローブを植え、17.5ヘクタールの森林を形成しました。

2022年に実施したブルーカーボン調査では、これらのマングローブ林が累計1,732トンのCO2を貯留し、年間で約37トンの二酸化炭素を吸収していることが確認されました。このことは、土壌や樹体においても高い炭素貯留効果があることを示しています。

自然環境への貢献



マングローブ植林は、単に二酸化炭素の吸収だけでなく、海岸浸食の抑制や護岸構造物の寿命延長、多様な生物の生息地の提供にも貢献しています。特に波浪エネルギーを低減することによって、周辺の生態系も保護し、生物多様性の回復に大きな役割を果たしています。

表彰の意義



今回の表彰は、マングローブの自然能力と工学的な手法を結びつけ、経済的な側面をも考慮した取り組みが成功したことを高く評価されています。今後は、この事例が他の企業における気候変動対策や生態系保全のモデルとなることが期待されているとの評価も寄せられています。

今後の取り組み



アブダビ石油は、コスモエネルギーグループの一員として、安定したエネルギー供給を維持しながら、今後も環境保全への取り組みを続けていく方針です。持続可能な社会の実現に向けて、様々な活動を展開し、更なる社会貢献を目指していくことでしょう。私たち一人一人が未来のためにできることを考える時期に来ています。

参考リンク


令和7年度 気候変動アクション環境大臣表彰 特設サイト


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会社情報

会社名
コスモエネルギーホールディングス株式会社
住所
東京都中央区京橋一丁目7-1TODA BUILDING
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