岡山・西粟倉村に新たなデザインの拠点「drill store」がオープン

新たなデザイン拠点「drill store」が誕生

岡山県西粟倉村に、ブランディングデザインファーム「nottuo」による新しい拠点が登場しました。それが2020年12月5日にオープンしたセレクトショップ「drill store」です。このショップは、同時にnottuoの新社屋として機能しており、地域の魅力を最大限に引き出すデザインが施されています。

リノベーションによる新たな空間の誕生

「drill store」は、築35年の木造小屋をリノベーションして生まれた新社屋です。このリノベーションを手掛けたのは、35年前にこの物件を建てた大工さん。過去の作品を生かしつつ、nottuoの理念を反映した新しい空間に生まれ変わったのです。屋内には、西粟倉村産の杉や檜が使用されており、地域に根ざした心地よい空間を体現しています。

1階には、nottuoが手掛けるプロダクトを展示・販売するショールーム兼ショップ「drill store」があり、2階は本社事務所となっています。

創造的なプロダクトが並ぶ「drill store」

「drill store」では、最近の「DESIGNART TOKYO 2020」で展示した津山市の作陶家『森永製陶所』とのコラボ作品や、大阪の木工所『Royal System』と共同開発した家具などが並ぶ実験的なプロジェクト「drill」が展開されています。今後は、nottuoが開発した商品や、他メーカーとの共同開発製品など、魅力的なアイテムが続々と追加される予定です。

このショップは、ただの物販の場ではなく、nottuoの視点や哲学を感じ取れる場所でもあります。訪れることで、クリエイティブなアイデアに触れたり、実際の商品を手に取ることができます。

地域から世界へ発信する「nottuo」の理念

設計を手掛けるなかで、nottuoは「都会じゃなきゃデザインできない」という先入観を覆すことを目指しています。東京と岡山県西粟倉村を行き来することで、異なる視点を持ったデザインを提案していくことがnottuoの強みです。天候の良い日には、田舎の美しい風景を楽しみながら訪れることができるというのも、この地の魅力の一つです。

「世界で一番かっこいい、田舎のデザイン会社」を目指し、nottuoはこの新たな拠点から日本中、そして世界中へ新しい価値観を発信していきます。