ニッポンハム食の未来財団2026年度研究助成のご案内
公益財団法人ニッポンハム食の未来財団は、2025年7月18日から9月30日までの期間にかけて、2026年度の研究助成募集を開始します。この助成プログラムは、食物アレルギー対策に特化しており、異なる分野の研究者による共同研究や若手研究者の支援を対象としています。
食物アレルギー問題の深刻さ
最近の調査によると、日本では国民の約半数がアレルギー疾患を抱えており、その中でも食物アレルギーは特に問題視されています。大規模な調査により、食物アレルギーの有病率は4.5%から6.3%に増加したことが確認されています。生活に及ぼす影響は大きく、根本的な原因や治療法が未解明である現状を踏まえ、基礎研究や治療法の開発が急務となっています。
そのため、当財団では食物アレルギーの克服に向けた研究を積極的に支援し、食に対する危険を減少させる努力をしています。
研究助成の詳細
本助成プログラムは、次の2つの区分に分かれています。
1.
共同研究助成
このカテゴリーは、異分野の研究者の協力による研究を対象としており、助成金は一件あたり200万円から600万円(税抜)です。
予定助成件数は5件です。
2.
個人研究助成
若手研究者を対象とし、一件あたり200万円(税抜)を上限とします。
こちらは予定助成件数が15件となっています。
応募方法とスケジュール
この研究助成の応募は、申請書を記入の上、郵送にて行う必要があります。
募集期間は2025年7月18日から9月30日までで、結果は2026年2月中旬にメールで通知される予定です。また、助成内容は2026年4月1日から2027年3月31日までの1年間にわたります。
研究結果の発表
助成を受けた研究の成果は、2027年10月に開催される研究成果報告会で発表される予定です。このような取り組みを通じて、食物アレルギーの問題解決に向けた研究が一層進展することが期待されています。
ニッポンハム食の未来財団について
この財団は、2015年に設立され、食物アレルギーに特化した研究助成や啓発活動を行っています。今までに215件の研究に対して、総額6億1,389万円の助成を行った実績があります。過去の助成によっても、小麦アレルギーの克服を目指した食用小麦の開発が進んでいるなど、成果が出ています。
当財団は、すべての人々に「食べる喜び」を提供したいとの思いから、今後も研究助成を通じて、食物アレルギーの問題解決に向けた取り組みを続けていきます。
お問い合わせ
詳しい情報や応募方法については、
ニッポンハム食の未来財団の公式ウェブサイトをご覧ください。また、問い合わせは研究助成事務局:小泉・髙萩までお気軽にどうぞ。