さいたま市に新たな認知機能評価サービスが登場
2026年10月1日から、さいたま市内全10区の薬局で「認知機能セルフチェッカー」の常設が始まります。このサービスは、視線追跡型VRデバイスを利用して、自分の認知機能を簡単に評価できるものです。これにより、市民は気軽に認知機能の変化をチェックし、「もの忘れ検診」への受診を促すことが期待されます。
「認知機能セルフチェッカー」の背景
高齢化社会が進む中で、認知機能の変化への早期気づきがより一層重要となっています。さいたま市では、平成28年から「もの忘れ検診事業」を開始し、相談医や専門医療機関との連携を深めてきました。一方、認知機能のチェックをより身近に行えるように、日常生活の中でアクセスしやすい場所に整備する必要がありました。そこで、薬局に焦点を当て、一般社団法人さいたま市薬剤師会との協力のもと「認知機能セルフチェッカー」が導入されることとなりました。
サービスの特長
「認知機能セルフチェッカー」は、利用者の視線の動きを視線追跡技術で解析し、認知機能の状態を評価します。従来の方法では、筆記や口頭でのやりとりが多く、心理的・身体的な負担が大きかったのですが、このシステムでは他人の目を気にせず、約5分で簡単にセルフチェックが可能です。これにより、認知機能についての意識が高まり、受診への一歩を踏み出しやすくなります。
実施体制
このサービスは、さいたま市内の薬局に常設され、実際に来店した市民が自由に利用できる形で提供されます。また、薬剤師会が参加する地域イベントでも出張測定会が行われ、無料で利用できる機会が提供されます。セルフチェックの後には、薬局の薬剤師から「もの忘れ検診」の受診案内などのサポートを受けられるため、安心して利用することができます。
導入自治体のコメント
さいたま市の福祉局長寿応援部いきいき長寿推進課長の白谷元氏は、「認知症の早期発見には、受診の心理的ハードルを下げることが重要です。身近な薬局で気軽に利用できるこの測定ツールを通じて市民の認知機能についての理解を促進し、地域の安全で安心な生活環境の構築に寄与したい」と述べています。
今後の展望
株式会社FOVEは、今回の取り組みを通じて得られるデータを活用し、「認知機能セルフチェッカー」の精度を向上させていく考えです。また、他の自治体への展開も視野に入れ、認知機能の変化に対する適切なアプローチを広めていく計画です。
会社概要
- - 会社名:株式会社FOVE
- - 所在地:東京都港区北青山2丁目7-26 Landwork青山ビル 518
- - 代表者:代表取締役社長兼CEO 唐木信太郎
- - 設立:2014年5月
- - 事業内容:VR技術を活用した医療機器・ヘルスケア機器の開発、販売
- - サービスサイト:認知機能セルフチェッカー
この新しいサービスが、今後の健康促進につながることを期待されています。