エクセリオが船木太陽光発電所を稼働
2025年7月2日、エクセリオが開発した山口県宇部市にある船木太陽光発電所が正式に稼働を開始しました。この発電所は、14.40 MWの出力があり、年間17,245.72 MWhもの再生可能エネルギーを供給する計画です。このエネルギーは全てAmazonの長期電力購入契約(PPA)を通じて購入されることが決まっています。
船木太陽光発電所は、かつてゴルフ場があった場所に建設され、環境への配慮がなされたプロジェクトです。この発電所の稼働により、エクセリオの日本国内での再生可能エネルギー事業がさらに強化されることが期待されています。エクセリオは、既に393 MW相当の発電容量を持つプロジェクトを日本全国で展開しており、2050年までのネットゼロ実現に向け、さらなるクリーンエネルギーの供給を目指しています。
エクセリオの日本カントリーマネージャーであるルイス・ペレサグア氏は、「船木発電所の稼働開始は、我々の事業展開と地域に対する責任を強化するものです。地域社会への価値提供も重視し、持続可能なエネルギーの促進に努めていきます」とコメントしています。
Amazonとの提携
エクセリオは2025年1月にAmazonとの電力購入契約を結び、船木発電所で生成される全ての電力を20年間にわたって供給します。Amazonは2040年までにネット・ゼロ・カーボンを達成することを目指しており、船木発電所はその重要な一歩となります。このパートナーシップを通じて、エクセリオは持続可能なエネルギーの普及を推進していきます。
社会貢献活動
エクセリオは、事業展開する地域において社会的責任を果たすため、「コミュニティプラン」を実施しています。その一環として、宇部市に防災用品を寄贈しました。寄贈されたのは、非常用発電機、テント、避難所設置用の資材などで、地域住民の防災力を高めることに貢献しています。
エクセリオについて
エクセリオは、ブルックフィールド社傘下の企業で、再生可能エネルギープロジェクトの開発を専門としています。スペイン、イタリア、米国、日本を含む各国で事業を展開し、20年の実績を持つエクセリオは、3GWを超える発電所の建設経験があります。気候変動対策や温室効果ガス削減に貢献するために、今後も積極的に事業を推進していく方針です。
まとめ
船木太陽光発電所の稼働は、日本が持続可能なエネルギーを確保するための重要な一歩であり、エクセリオとAmazonの協力により、日本国内でのクリーンエネルギー普及が一層進むことが期待されます。今後も地域社会への支援と持続可能なエネルギーの推進を注力し、日本のネットゼロ実現に貢献していくことでしょう。