AIからのメッセージ:未来の人材に求められるもの
2026年4月24日、CoWorker株式会社(以下、CoWorker)の代表取締役山里一輝が、東海大学情報通信学部の「情報通信産業論」に特別講義として登壇しました。今回のテーマは「人類史とAIの交差点で考える 起業とサイバーセキュリティの未来」です。
山里は、自身のキャリアと起業経験を踏まえ、AIの急速な進化が社会や産業に与える影響を説くとともに、AI時代に求められる人材像について具体的に示しました。
時代の転換点としてのAI
約700万年に及ぶ人類史のスパンで講義は展開され、インターネットやSNSからAIへの技術の進化がどう進展してきたのかを俯瞰しました。現代は「人類史レベルの転換点」と言えるほど重要な時期にあるとし、AIの普及によって個人が高度な知識や技術にアクセスできる時代が到来したことを強調しました。しかし一方で、サイバー攻撃の高度化や倫理的・判断的な力が求められる時代でもあることを警告しました。
山里は、今後の人材に求められる特性として、知識量だけではなく、課題を見つけ、実行し、信頼を築く力であると述べました。特に、技術の可能性とリスクを理解し、安全に運用できる人材の重要性が問われています。
AIとサイバーセキュリティの未来
講義の中では、AIによって「コードを書く」や「情報を集める」作業が加速する昨今において、求められる人材像が変わってきていることも解説しました。
山里は、特にサイバーセキュリティの分野で生成AIの進化が攻撃側の手法を高度化させている現状を指摘し、情報セキュリティの防御にもAIを活用することが必要となると説明しました。CoWorkerでは、AIと専門家が協働する「Security AI Agent」の開発に取り組み、脆弱性診断やマルウェア解析といった分野で、時代に即したセキュリティ基盤の構築を目指しています。
また、山里にとっては母校での講義エピソードが自身の経験、挫折、意思決定の変遷を語る機会となり、学生に対して「最初から正解を追うのではなく、小さく行動して、経験を積み重ねることが大切だ」とメッセージを送りました。
教育の重要性と産業界の連携
東海大学の高山佳久教授は、「AIの急速な発展により、技術を学ぶ学生には、その技術が社会に与える影響を考える力が求められています」と強調します。山里の講義は、AI時代に求められる課題発見力や実行力を身近な言葉で伝える貴重な場となり、サイバーセキュリティの重要性をご理解いただく機会になったと感じています。また、今後も産業界と大学教育の接続を大切にしていく必要性を訴えています。
未来に向けたキャリア構築
CoWorkerは、AIとサイバーセキュリティにおける人材育成や技術開発の両面で、社会の安全基盤を強化するために活動を続けます。AI時代の要求に応じて、次世代のセキュリティ人材の育成に貢献し、産業界との連携を深めることで、社会全体のセキュリティを支えていきます。
母校での講義は、自身の経験を振り返りながら、今後の学生が進むべき道を示唆する重要な機会であり、次世代のリーダーたちがどのように創造力を発揮できるかを実践的に考える場となりました。今後もCoWorkerとして、未来を見据えた教育と技術開発に深く関わっていく所存です。