難聴と人工内耳についての理解を深めるファクトシート
日本コクレアは、難聴や人工内耳についての情報を広く提供することを目的に、5種類のファクトシートを公式ウェブサイトで公開しました。この取り組みは、難聴に対する理解を促進し、適切な医療へのアクセスを支援するためのものです。ウエブサイトでの閲覧・ダウンロードが可能なので、多くの人に利用してもらいたいところです。
難聴の現状
日本において、約11%の人口が難聴を抱えているとされていますが、医師に相談する人は少なく、適切な対応が取られていないのが実情です。実際、日本では人工内耳の適応基準を満たす方々のうち、装用者はわずか1%から2%にとどまっています。対照的に、アメリカやオーストラリアでは人工内耳の普及率が高く、アメリカでは約5%から10%、オーストラリアでは約25%の人々が人工内耳を利用しています。この差は、日本での情報不足や理解の欠如に起因しているかもしれません。
World Health Organization (WHO) は、2050年までに世界の人口の4人に1人が難聴を抱えると予測しています。このような状況において、生活の質や社会参加を維持するために早期の介入がますます重要となります。日本コクレアはそんな現状を踏まえて、正確な情報を多くの人たちに提供し、聴こえの選択肢について知識を普及させるためにファクトシートを作成しました。
ファクトシートの内容
公開されたファクトシートは、以下の5つのテーマから構成されています:
1.
難聴について
難聴の基本知識やその種類、原因、日常生活への影響、そして早期介入の重要性について詳しく解説しています。
2.
コクレアのイノベーションについて
人工内耳技術の革新と、聴覚医療分野へのコクレアの貢献についての情報を提供します。
3.
コクレアのテクノロジーとパートナーシップ
AppleやGoogleとの技術パートナーシップにより、コクレアの人工内耳技術がどのように進化し、アクセシビリティが向上したかについて説明しています。
4.
コクレアの人工内耳システムの技術革新の歴史
1985年以降における人工内耳技術の進化について、ビジュアルを交えて紹介します。
5.
スマートインプラント人工内耳システム
2026年6月から保険適用となるこのシステムの仕組み、特徴、従来の人工内耳との違いについて詳しく説明します。
これらのファクトシートは、日本コクレアの公式サイトのメディアリリースページで閲覧・ダウンロードすることができます。
ファクトシートへのアクセス
各ファクトシートのダウンロードは、
こちらのリンクから可能です。
日本コクレアは、ファクトシートの公開などを通じて、医療従事者や難聴を抱える方々、また一般の人々に対しても、難聴や人工内耳に関する情報を提供し続けていきます。これにより、より適切な聴覚医療が広く accessされ、生活の質の向上が図れることを期待しています。
コクレア社について
オーストラリアに本社を構えるコクレア社は、1981年から180以上の国で75万人以上の人々に「聴こえ」を提供してきました。グレアム・クラーク教授が重度難聴の父親との関わりの中で、人工内耳技術の開発に取り組んだことが起源です。コクレア社は、人工内耳、骨導インプラントなど、聴覚に関する幅広いソリューションを提供し、聴こえの改善を通じて多くの人々が充実した生活を送るために尽力しています。現在、5,000人以上の従業員が活躍し、30億豪ドル以上を研究開発に投資しています。
日本コクレアの新たな取り組みは、難聴に対する意識を高め、より広く適切な医療の提供へとつながることが期待されます。私たちの理解が深まることで、より多くの人々が助けられることを願います。