ラップ式トイレ「ラップポン」がGOLD賞を受賞
日本セイフティー株式会社が製造したラップ式トイレ「ラップポン」が、一般社団法人フェーズフリー協会主催の「PHASE FREE AWARDS 2024」における事業部門でGOLD賞を受賞しました。この受賞は、ラップポンが日常生活と非常時の両方で役立つ設計が評価された結果です。
フェーズフリーアワードとは
「フェーズフリー」とは、ふだんの生活や緊急時など、異なる状況においても役立つ製品やサービスを広め、我々の生活を向上させるための概念です。フェーズフリーアワードは、災害に強い社会の実現を目指し、既存プロダクトと今後のアイデアを対象に、その特性を評価するものです。今回の受賞は、こうした基準に基づいています。
評価のポイント
近年、在宅避難が推奨される中で、ラップポンは特に介護の現場でその力を発揮しています。使用方法はシンプルで、悪臭や処理の手間から介護者の負担を軽減させるだけでなく、非常時でも手軽に利用できる点が高く評価されています。
日常時での使い方
在宅介護では、簡易トイレが必須ですが、ラップポンは特に排泄ケアの負担を軽減します。従来通りのトイレとは異なり、処理の際の面倒や臭いを気にせず、排泄物を完全に密封することができるため、簡単にゴミとして廃棄可能です。また、介護保険が適用されるため、経済的コストも抑えられます。
非常時での活用
断水などでトイレが利用できない際にも、ラップポンはその機能を発揮します。周囲の人々や介護職員も利用できるため、安全で安心できる環境を提供することが可能です。要介護者にとっても、特設のトイレを利用するのが難しい状況では、ラップポンが非常に有効です。
ラップポンの特徴
- - 水洗トイレに近い感覚: 水を使用せずに簡単に利用できる設計です。
- - 自動ラップ機構: 排泄物を個別に密封し、臭いをしっかりと防ぎます。
- - 二次感染のリスクを軽減: 衛生面に配慮した構造により、細菌などの感染を防止します。
- - 自尊心を守る: 利用者が自分の排泄物を他人に見られないよう配慮された設計です。
- - 介護の質向上: 手間のかかる掃除を減らし、介護の効率を向上させます。
評価の言葉
審査委員の奥村奈津美氏は、超高齢化社会におけるトイレ問題や介護者の負担を強調し、ラップポンの革新性を称賛しました。彼女によれば、この製品が多くの人々にとっての「救世主」となることは間違いないとしています。
会社概要
日本セイフティー株式会社は、1980年に設立され、東京都千代田区に本社を置いています。主に建築・土木資材の賃貸・販売を行い、ポータブルトイレを製造・販売しています。
お問い合わせ
ラップポンに関する詳細は、以下の連絡先までご確認ください。
詳しい情報は日本セイフティーの公式サイトをご覧ください:
ラップポン公式サイト